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第188話

「やっ、やんっ。こんなの、あんっ、ダメっ」  蕾の周辺どころか中まで舐められている朝霧の腰が、かくかくと揺れる。  触れられていない胸の尖りもじんと疼き始め、朝霧の屹立は先端からひっきりなしに蜜を零した。  夏川はわざとそうしているのか。  蕾を舐めている水音を下品なほどに響かせた。  それが朝霧の羞恥を煽る。  顔を上げた夏川が、ローションをまとった指を中に2本突き入れただけで、朝霧は軽く達してしまった。 「ああっ、あああ、イっ」  いつもより大量に、どろりとした白濁を、朝霧は己の腹に撒いた。  夏川はそれを朝霧の体に塗りつけ、自らの濡れた指先をぺろりと舐めた。 「匂いもすごいけど……味も濃いね」  そんな感想を言われて、朝霧は全身をピンク色に染めると目を閉じ、首を振った。  恥ずかしいのに感じてしまい、朝霧の屹立がまたふるりと勃ちあがる。  それを夏川が指先で弾く。 「あうっ」  至近距離で目が合った朝霧に夏川が微笑みかけた。  夏川が指で朝霧の内部をゆっくりと探る。 「帝のココ、俺の指をきゅうきゅう締め付けてくるよ。そんなに早く欲しい? 」  尋ねられ、朝霧は何度も頷いた。 「欲しい。離れてるの寂しかった。あんっ…早くっ」  朝霧が幼い口調で告げた言葉に夏川がぐっと息を詰める。 「素直な帝の破壊力ったらないね。あんまり可愛いこと言わないでくれる? 壊しちゃいそうで怖いから」  珍しく照れた表情を浮かべながら、夏川は自らのジーンズと下着を手早く脱いだ。  夏川の屹立は腹に付くくらい反り返り、先端から濃い先走りを溢れさせていた。  朝霧の後口に先端をあてる。 「熱い」  思わず呟いた朝霧の唇を夏川が何度も食む。  そして一気に腰を進めた。 「あっ、イッ、ああっ…あっ」  朝霧は久しぶりに夏川の熱を埋められた衝撃から、ハクハクと言葉にならない息を漏らした。 「やべぇ、持ってかれる」  夏川が眉を寄せ、舌打ちする。

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