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―美少年達の危険な宴―
「続き録るよなお前?」
咲夜は友也にそう細則する。
友也は咲夜に返事を再びかえす。
「じゃあ早くカメラをまわせよ!」
咲夜の言葉に指示されるままに友也は再びカメラをまわした。
友也がまわしたカメラのファインダーは、怯える葉月をふたたびとらえた。
「コイツはなぁ、どんな事があっても絶対にコレをやめない」
「俺にはわかる…!」
「何せコイツは今、崖っぷち何だからな」
咲夜は意味深な言葉を皆の前で言った。
「なぁ、そうだろ葉月?」
「男の癖にいつまでもベソベソ泣いてんじゃねーよ!」
咲夜はそう言うと葉月の背中を足で蹴った。
もはや誰も咲夜を止めることは、出来なくなった。
そして、再び恐怖の宴が始まったのだった…――。
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