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―美少年達の危険な宴―
咲夜は薄笑いを浮かべて葉月に近づいた。
暴れる葉月を押さえると咲夜は拳で葉月の顔を一発殴った。
「オラァッ!」
「無駄な抵抗してんじゃねーよ優等生!!」
咲夜はドスをきかせて、葉月をそこで怯えさせた。
咲夜は用意した道具の中から長い棒の用な物を取り出した。
そしてそれを怯える葉月に見せつけた。
「よお、優等生」
「今から何するかわかるか?」
咲夜の質問に葉月は頭を横に振った。
咲夜は葉月のあたまの髪を無理矢理掴むと、サド気混じりに冷たい笑いを浮かべた。
「何だよビビってるのかお前?」
「何とか言えよ葉月」
咲夜は片手で尖ったナイフを、葉月の頬に突きつけて言った。
再びヒンヤリとする様な金属の感触が葉月の頬に伝わった。
葉月は泣きながら咲夜に言った。
「…もうやめろよっ!!」
「おまえ頭おかしいぞ!?」
葉月のその言葉に咲夜は自分の頭を片手でおさえて笑いだした。
「はははっ!こりゃあ傑作だぜ!!」
「優等生が生意気な口を俺に叩くんじゃねーよ!!」
「俺は十分正常だ!」
「あ?それともこの俺が異常とでも言うのかテメー!」
咲夜はそう言うと鋭いナイフを枕に刺して突き立てた。
「だいたい正常って何だよ?」
「こんな腐った世の中に正常レベルの人間が何人いるんだ?」
「俺が異常ならテメーも十分イカれてるだろ?」
「俺はな、お前みたいなまともぶっこいてる
偽善者ヅラした奴が一番大嫌いなんだよ!!」
咲夜はそう言うと葉月に言った。
「…だからぶっ壊す!」
咲夜は意味深にそのことを吐き捨てると、怯えると葉月の背後にまわり。
足を無理矢理こじ開けさせたのだった。
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