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―美少年達の危険な宴―

「おっと、炭酸が切れやがった」 「誰か次の炭酸ジュースもってこいよ!」 咲夜は鬼畜な顔をしながら、空っぽの ペットボトルを地面に投げつけた。 すると、葵は直ぐに次の炭酸ジュースを 渡した。 「なんだよ…」 「用意するの早いな」 咲夜がそう言うと葵は冷たい顔をしながら、咲夜に笑って言った。 「だって一本だけじゃ綺麗にならないでしょ?」 葵はそう言って冷たい顔をしながら、 わらったのだった。 「ホラ、他の炭酸ジュースも振っといたよ」 そう言って炭酸ジュースを咲夜に4本手渡した。 「おっ、パンパンじゃん!」 「気がきくな葵!」 「どれも勢いよく噴射しそうじゃん」 そう言ってペットボトルを再び振って、 葉月にそれを見せた。 「よかったな葉月。友達おもいに恵まれて」 「一本で終わりと思ったか?」 「まだまだ炭酸ジュースあるってよ」 「よかったな葉月!」  葉月は全身をガクガクふるわせながら、意識を朦朧とさせた。

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