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壊れた人間の狂気

<b></b>  ペットボトルを奥へと入れると、葉月はさらに泣いた。  まわりは傍でその様子を見つつも、誰も咲夜を止めることは出来なかった。 この状況で口出ししたら、間違いなく彼に殺されるという身の危険は、すくなからずあったに違いない。 葉月のアナルにペットボトルの飲み口が ピタリと入った。 「おうおう、キツキツじゃねーか」 「もう入りませんてか?」 「ギャーギャー言うわりにはよ~、チンコたたせて挑発してんじゃねーよ!」 「この淫乱優等生が!!」 咲夜はそう言いながら、言葉責めをした。 葉月は泣きながら訴えた。 「っ…ひっく」 「もうやめて下さい…!」 「家に帰して下さい…!」 葉月は震える声で懇願した。 しかし、咲夜はニヤリと笑いながら葉月に言った。  「なんだとテメー」  「途中下車は駄目だって最初、皆で約束しただろう?」 「それにいいのか?」 「せっかくのチャンスを棒にふって」 「ま、俺は見てからの不良だけどよ」 「優等生のテメーは違うよな?」 「だって勉強命だもんな」 「ぎゃははっ!」 咲夜は意味深にそう言うと、葉月に脅しをかけた。 3人は黙ったまま、葉月をフォローしようとは、しなかった。 イカれた感じの咲夜は、誰も止めることもなく暴走した。  まるで壊れたゼンマイの玩具のように、彼は狂気に満ちながら暴走し続けた。

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