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「んんッ! んーーッ!!」 言葉を塞がれた悲鳴を上げ、口の中で受け止めてくれた。 一滴残らず射精()し終えると、引き抜いた。 「ほら、見せて」 上を向かせ、口を開けさせると、射精()した白い液が溜まっている。 僕がいいって言うまで、飲まずにいてくれる。 それだけでも嬉しく思う。 「飲んでいいよ」 震える唇を引き結び、喉を鳴らした時、重力に従い、雫が一粒、また一粒と頬を伝った。 「葵。泣くほど美味しかったの?」 「⋯⋯で⋯⋯っ」 「ん?」 「なんで、こんなこと⋯⋯っ。お仕置きでも、あんまりだよ⋯⋯っ! 早く、早く、あの子達に、会わせてよ⋯⋯っ!」 堰を切ったように泣き始めた。 子どものように泣きじゃくる妻の声が響く中、しまい込んでいた黒い感情がブワッと溢れ出した。 あの子どもらのことを考えさせないようにしていたのに。葵人が大好きな縄や精液を与えたのに。悦びで涙を流していたはずなのに、何が不満だっていうのか。 どうして葵は、僕だけしか考えない? 「⋯⋯どんなお仕置きでも、葵は耐えなきゃいけないほどの罰があったはずだけど⋯⋯?」 「⋯⋯あ⋯⋯ごめ⋯⋯っ」 口枷に使っていた布を口に入れ、解けていた葵人の帯で口枷をする。 愛しい葵人の声が聞けなくなるが、自分のことではない言葉を聞かずに済むし、それに。 「「おかーさま! どこー!!」」 すっかり怯えている葵人の吊し上げていた足を、太ももと足首をぴったりくっつけるように片足ずつ縛っていると、高い位置にある唯一の格子窓の方から、聞きたくもない声が聞こえてきた。 途端、傍からでも分かるほどビクつかせた。 「ああ、そうだった。子ども達にはお母さまがかくれんぼしているって言っていたんだよね。見つけやすいようにしてあげないと」 「んっ!? んんーッ!」 青ざめ、首がちぎれんばかりに横に振る葵人ににっこりと笑いかけると、椅子ごと窓の方に向ける。

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