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6.※シャフトアンパラング
「ん⋯⋯っ、ふぅん⋯⋯」
膝裏に通していた手を胸を抱えるような格好にさせ、首から通した縄で縛っていると、控えめに、されど訴えているような声を出していた。
頭上では、子ども達がこちらに近づいているような、草を踏みしめる音が聞こえてくる。
「そうだ。声を掛けたら、見つけやすくなるんじゃないかな」
「んんっ!? んぅ!」
いやだと駄々をこねるように、しかし、首に巻いた縄のせいで勢いのなくなった首振りをする葵人を抱き上げ、自分が椅子に座ると膝上に葵人を乗せる形にした。
ふっと格子窓を見ると、子ども達の足元が見えてきて、それを見たからであろう、葵人がせめて気づかれないためか、顔を背けさせている。
そんなことしても、無駄なのに。
「葵、この機会に付けようか」
袖口から取り出した物を、葵人の眼前に見せつけると、体を震わせた。
見せた物、それは、あの時付けようとしたシャフトピアスだ。
両端は球体というのが普通らしいが、これも乳首のと同じく、桜の形に作らせた。
「ココに付けようね」
「んっ、ん⋯⋯っ!」
消毒液を染み込ませたコットンで腫れ上がったカリ首を拭くと、ビクビクと体を小刻みに震わせるものだから、必要以上に丁寧に拭いてあげた。
口が塞がれているために、大袈裟に呼吸を整える葵人のことを構わず、今度は針を携えて、開ける位置を外さないよう手を添えた時、ゆっくりと針を通した。
「んんーーッ!! んーーぅ!」
絶叫のような唸り声を上げ、さっきよりも跳ね上がるほど痙攣させるものだから、手元が狂いそうになり、葵人の可愛らしい棒に力を入れる。
「〜〜ッ!!」
大きく跳ねさせ、身を委ねた。
肩で息をする葵人をよそに、上手く貫通させることが出来た箇所に、ピアスを通す。
「ふ⋯⋯っ、んっ」
根元を縛っていた縄がなくなったため、白い液が飛び散った。
やっぱり悦んでいるじゃないか。
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