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第2話
神の手と言われた数多の触手が少年の手足に絡み、大の字の状態にする。
次に、触手の先から流れ出た粘液のようなものが少年の着物を溶かしていく。
「やっ、なにこれ!?やだっ、着物が…っ」
少年は無我夢中で暴れようとする。
「おい、暴れるな!神の怒りに触れてしまうだろう!」
「大人しく神の手に従うんだ!」
周りの男達が口々に言った。
「で、でも…っ、こんなの、聞いてませんよ!、ぁ、やめ…っ」
少年は、詳細を聞かされず捧げ者にされたようだ。
激しく動揺する少年をよそに、着物がどんどん溶かされていく。
「ぃやっ、着物、溶かさないで…っ!」
少年は恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら訴える。
しかし、その願いは虚しく、少年は村人達が見守る中で、生まれたままの姿にされてしまった。
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