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第5話 突っ込まれる

「あ、あ、先輩っ、も、もうっ」    あまりにいつまでも乳首を刺激されて、もどかしさに声をあげてしまう。  身体がもっと強烈な刺激を求め始める。   「乳首だけでこんなに濡らしてんの」    神谷が指先で、蜜の滴る高田のモノをすっとなでた。  ただそれだけで、びくん、と下半身が跳ねる。   「ここ、触って欲しいんだよな」    意地悪く、神谷はモノの先端をほんの少しかすめる程度に指先でなでる。   「だけど、後ろだけでイく約束だからな」    無情にも一番触れて欲しいところだけは、スルーされるらしい。   「足、開いて膝立てろ」    おずおずと高田が足を開くと、追い打ちをかけるように神谷が強い声で命令する。   「もっとがばっと開け。穴が俺から丸見えになるまでだ」    神谷は舌なめずりをするような表情で、高田の尻のあたりを覗き込んでいる。   「そうそう、いいながめ」 「男の大股開きで興奮するんですか」 「自分の目で確かめろ」    神谷は大きくそそり立ったモノをわざわざ高田の顔の前まで持っていくと、ほっぺたに先端を突きつけた。   「これだけ固かったら、無理矢理でも突っ込めるぜ」    背筋がぞっとする。  これを今から突っ込まれるのだ。   「ま、初心者の口には突っ込まないでおいてやるよ。俺も痛い目に合いたくないし」    神谷はベッドから降りると、カバンから小瓶のようなものを持ってきて、封を開けた。  とろり、と中身を手に出して、高田に見せる。   「なるべく痛くないようにはしてやるよ」 「なんでそんなもん、持ち歩いてるんですか」 「俺は、チャンスは逃がさない主義でね」    ぬるっと指先で後孔をなでられる。  そんなところを触られるのは初めてで、身体が震えてしまう。  いきなり突っ込まれるのかと身構えていたが、神谷は優しく円を描くようにそこをなで回す。   「そう、緊張するな。こんなに固く閉まってると俺だって挿れる時痛いんだよ」 「そんなこと……言われても……あうっ」    つぷり、と指が差し込まれた。ずるっと、中まで差し込まれる違和感。   「力、抜けよ。痛くないだろ」 「痛くはないけど、気持ち悪っ……ああっ」    中を探るように、指先がうごめくのがリアルに感じられる。  昔、1度だけそこに異物を入れられたのを高田は思い出してしまった。  腸の検査でカメラを入れられたことがあるのだ。その時はあまりの痛さにのたうち回った。  あのカメラよりも、神谷のモノははるかに太い、と気づいて泣きたくなる。   「い、嫌だ……ぐりぐりしないでっ」    泣きそうな声を聞いて神谷は不快な表情を浮かべる。   「これだけ優しくしてやって、文句言うな。嫌がられると萎えるって言わなかったか」    罰を与えるように内壁をコリっと引っかかれて、高田は悲鳴をあげた。   「仕方ねぇなあ、まったく」    神谷は萎えかけた高田のモノに手を伸ばすと、それをゆるゆると扱いてやる。   「あ、あ、あっ……せ、先輩っ」 「こっちに集中してろ。その間に解してやる」    イきそうでイけない程度の直接的な刺激を与えられて、高田は悶えた。  手を縛られていると、与えられる感覚に太刀打ちできないような気がする。  指は2本に増やされ、出し入れされている気持ち悪さが、いつの間にか気持ちよさにすり替わっている。  前を扱かれている快感と相乗効果があるのか、今にもイきそうだ。   「気持ちよくなってきただろ」    神谷は容赦なく3本目の指もずぶり、と突っ込んだが、もう高田は快感に支配されていて、すんなりとその指を受け入れてしまう。  神谷は前を扱いていた手を離すと、突っ込んだ方の指で、中のある場所を押すように擦っていた。   「ここ、いいだろ。ちゃんと覚えろ」 「うっ……ああっ……そこっ……やっ……ああんっ」 「ここ、ずっと刺激すると、後ろだけでイけるらしいんだよ。俺はまだ見たことねぇけど」 「ひっあっやめっ、やめっ、あうっ……」 「一度見てみたかったんだ、ドライでイくとこ。しっかり感じろ」    高田がすすり泣くように喘いで悶えるのを見て、神谷は自分のモノにも片手でローションを塗りつけた。  指を引き抜いて、モノの先端を入り口にあてがうと、ぴたり、と高田が大人しくなり身体を硬直させる。   「怖いのか」    ニヤっと神谷が笑いかけると、高田は怯えた目をして絞り出すように小さな声を出した。   「そんなの挿れたら、裂けたり……」 「俺を誰だと思ってんだ。そんなことするかっ」 「でも……」 「痛いのが嫌だったら、力抜いて息吐け」    高田は観念して、目を閉じ、素直に息を吐いた。   「挿れるぞ。痛かったら我慢しないで言え」    ずぶり、と固い塊が押し込まれて、背筋にぞっとするような感覚が走る。   「いっ……むっ無理っ!」 「力入れるなって。自分で締めるから痛いんだよ。俺を押し出すように尻の穴開いてみろ」    なんとかこの辛さから脱出したいので、無我夢中で高田は言われたことを試みる。   「そう、開いたぞ」    ずるり、と塊は奥へ侵入を再開する。  また緊張のあまり、ぎゅっと身体に力を入れてしまうと、神谷はまた動きを止める。   「もう一度。今の要領で、開け」    まるで仕事の命令でもするような冷静な声に、高田は我を取り戻す。  排出しようとすると、ずるり、と侵入される違和感が恐ろしい。  尻の中が固いもので埋められていく。   「うまく飲み込んでるぞ。あと少し」    ふう、っと息を吐いた瞬間に、神谷が上体を倒してぐっと奥まで一気に突っ込まれた。   「うあああっ……」 「そんなに痛くねぇだろうが」    神谷は苦笑しながらコツンと、高田の額を小突いた。  そういえば……と冷静になった高田は、とてつもない圧迫感はあるものの、痛くはない、と認識する。  神谷は黙って高田の両腕を縛っていた紐を解いてやった。  

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