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溺愛クリスマス編 2 変わらずイチャラブ
義信さんはすごく美味しいと俺も一緒に作ったオムライスを笑顔で食べてくれた。あんまり上手に包めなかったけど、ちょっと破れちゃったけど、でも、ふんわりしていて卵も美味しいって褒めてくれた。
だから、俺としては及第点かな。やっぱり卵でちゃんと包んであるのがよかったけど。
練習しなくちゃ。
義信さんは、コロッケも好き。
ハンバーグも。
でも、まだコロッケは未習得。ハンバーグは習得済み。お母さんのハンバーグは俺も好きだから真っ先に習った。美味しいかどうかは……まだ、うーん、どうかなぁ。一回、お母さんに実験台になってもらって作ったけど、うーん、って感じ。
それに、今日はお店の後だからあんまり時間なくて、ちょっと食べ終わるの遅くなっちゃいそうだから。
お肉をこねた後、三十分冷蔵庫で寝かせないとなんだ。
ね? 遅くなっちゃう。
だから、また今度。
それか、明日とかがいいかもしれない。明日はお店休みだもん。
今日は、お店の後だから遅くなっちゃうし、時間、なくなっちゃう。
「あっ……ンンっ」
義信さんと、する、時間がなくなっちゃうから。
「ヤぁ……ン」
指にたくさん撫でられた中が、まだいっちゃヤダって、長くてかっこいい義信さんの指に絡みつこうとする。
「ん」
切ない。
喉奥でキュッと息を詰めて、義信さんへと手を伸ばすと、おでこに、鼻先に、唇に、キスをくれた。
「俺、したい、です」
「汰由?」
「義信さんの、口で、したい」
そっと手を伸ばして、熱くて硬いそれをキュッと握ると、俺の上に覆い被せるように一緒にベッドにいた義信さんが背中を丸めた。
「汰由の手、気持ちいいな……」
溜め息混じりにそう囁かれて、喉がジンジンした。
「して、くれる?」
「ん、ぅん……ぁ……」
「っ」
「む」
そっと手を添えて義信さんのにキスをしてから、口に咥えた。
「ン」
太くて大きいから、全部なんて咥えられなくて、両手で根元のところをキュッと握りながら、できる限りで頬張ると、頭上で義信さんが呼吸を乱してくれる。
「ん、ふ……ん、ン」
「っ、さっき美味しそうにオムライスを食べてた小さな口にしてもらうのは罪悪感があって」
「ん、ン」
「興奮する」
「ん……ぁむ……ん、ンンっ」
もっと気持ち良くなってもらいたくて、頬の内側を窄めて、吸い付くと、義信さんの長い指が髪を撫でてくれた。
その指先の優しさがあまりに気持ち良くて、気持ちがとろりと蕩けていく。
もっとたくさんしゃぶって、もっとたくさん舐めて、もっとたくさん、義信さんのこと……って、夢中になって愛撫する。喉で、舌で、頬で、たくさん。
「ん、ンっ……あ、ふっ」
「汰由」
「……ん」
「ありがとう」
「あ、待っ」
もう? もっと口でしたいのに。
「とても気持ちよかった。次は」
「ぁ……」
「汰由も気持ち良くなろう」
「あ、ぅ……ン」
俺、貴方にしてあげてる時も気持ちいいよ? だから口でしたいよ?
でも、ここにも、すごく欲しくて。
「あ、ふ……」
キスも欲しくて。
「ん、ふぁっ……ぁ、入っ」
このままたくさん可愛がられたくて、義信さんの首にしがみつきながら、俺の唾液で濡れたそれが孔に触れて、中に入ってくる。
「あ、ああああっ」
「っ」
「あ、ン、太くて、すごい、あ、あ、あ」
「汰由」
「ひゃあ、あ、待っ、気持ち、ぃ、あ、ぃ、いぃ」
「汰由」
「あンっ、あ、あ」
腰がくねって、義信さんの切先に撫でられたい場所を擦り付けてる。
「あ、そこ、らめ……やぁ、ン」
やらしい音が義信さんのお部屋に響いてる。
濡れた肌が密着したまま揺すられる音。奥まで突かれて溢れる濡れた音。
「あ、や……ぁ、ン」
それから俺の甘ったるい声。
「あ、あ、あ、もう、イ、イッちゃう」
「やっぱり怒られそうだ」
「?」
「明日も大学の後、会いたい」
「あっ」
「友達と約束あるなら」
「あ、や……会いたい、よっ」
「そ?」
話しながら突き上げられると、なんか、おかしくなっちゃいそう。
貫かれる度に気持ち良さが増してく。
つま先まで痺れるくらいに気持ちいい。
「やった」
「ひゃっ、あっン」
小さくそんなことを言って、喜んで、笑って。
またそうやってたまらなくさせるの、ズルい。
今、感じちゃって、中がキュって義信さんのこと締め付けたの、感じ取ったはずなのに、奥をクンって突き上げてくる。
「あ、あ、あぁ、ン」
そうやって小刻みに奥を責められる度に、少し長くて、緩くクセのある髪が揺れるのだって、たまらないのに。
「あ、あ、あ、ダメ」
「汰由」
ほら、名前呼びながら、背中を丸めた義信さんが俺の胸にキスをくれる。乳首にちょっとだけ歯を立てられるのすごく感じるのに。それしながら、奥、突かれたらすぐにイっちゃうのに。
義信さんのこと、好きでたまらないのに。
「イク、イッちゃうっ、ぁ、ン、イク、イク」
無邪気に笑った特別な義信さんを独り占めしたくて、したくて。
「あっ、っっ……っ」
「っ、汰、由っ」
ぎゅっと抱き締めながら達したのと、一緒くらい。同じくらいのタイミングで、奥深く、義信さんの熱が放たれた感触をゴム越しに感じて。
「あ、ン、義信さんっ」
ぎゅうううってなったお腹の底のところでまた甘やかに達してた。
「……ぁ、ン」
そして、まだ余韻に溺れそうな中、深く深く口付けられて、もっとって、舌を絡ませながら愛しい人の名前を濡れた声で呼んだ。
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