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溺愛クリスマス編 おまけ6 やらしくて、可愛くて
義信さんがいい。
なのに、他に良い出会いがあるかもしれないなんて、言わないで。
他の誰かと恋愛したくなるかもしれないなんて。
仕方がないけどなんて。
義信さんを選ぶに決まってる。
義信さんしか選ばないに決まってる。
貴方と恋ができたらどんなにいいだろうって思ってた。素敵な人だなぁって、貴方を独り占めしたいなぁって。貴方の――。
「あっ……ン」
貴方のものになりたいなぁって。
「やぁ……ん」
義信さんのこと大好きなのに。
「汰由」
奥、蕩けちゃいそう。俺に選んでもらえるように努力するって言ってもらえて、卒業したら、俺も、指輪を。
「あ、あ、あ、そこぉ、やぁ……ン」
「中、熱いね。酔ってる」
「ぅ……ん」
パートナーがいるって印を、聡衣さんみたいに、指にしていいって言われて、感じちゃう。
「少し飲ませすぎた」
「う、ん」
背後から抱き締めるように俺のことを抱えてくれる貴方の腕におでこを擦り付けて、甘く鳴いてる。お尻のとこ、今、長い義信さんの指でくちゅくちゅって柔らかくほぐしてもらっている気持ち良くて、おかしくなっちゃいそう。
「義信さんの指、好きぃ」
「ありがとう」
「あ、そこ、気持ち、ぃ」
「うん。気持ち良さそうだ」
上半身をねじるように背後に振り返って、その優しい低音がゾクゾクする声だけで気持ちいい。俺のことを呼んでくれる唇にキスをした。舌を入れて、たくさん絡ませながら。そして腰のところに当たる硬くなった熱に手で触れて。
「あっ……これ」
服越しに撫でると、すぐそこ、キスが届く至近距離で義信さんが息をつめて、眉をキュって寄せてくれた。
俺は、硬くしてくれるのも、手で撫でただけで感じてもらえるのも嬉しくて。くるりと体勢を入れ替えると、その硬くなって張り詰めてるパンツ越しに先端へキスをする。
「汰由」
「ん」
それから唇にもキスをして。
まだ、たまにもたついてしまう指でチャックを下すと、熱に直に触れた。
「あ……」
おっきい。
「義信さん」
「?」
「こっちに……」
そっと逞しい肩を押して、義信さんに寝転がってもらって、その上に、その。
「汰由?」
「……」
「な、に」
義信さんへお尻を向けるように、寝転がって、大きいのを口に咥えた。
「ぁ……む」
口をいっぱいに開けて、パクって咥えながら、お尻を、義信さんの目の前で自分の指で、さっきの続きをする。義信さんの長い指で撫でてもらえた中を真似て解してく。
義信さん、気持ちいい?
今、すごく大きくなってくれた。
「ん、ン」
だからたくさんは口に入らないけど、でも、もっともっと気持ち良くなってもらいたくて、舌も唇も使って、しゃぶりながら。
「大胆だね。汰由、酔っ払いだ」
「ん、ンン……ん、む」
「指、足してあげようか」
「ん、ンンっ」
孔に長い指が入ってくる。
「ん、ン」
「すごくやらしいな。汰由、前を擦り付けながら、後ろはこんなとろとろで」
指でズボズボされてるのがたまらなく気持ち良くて、義信さんの胸の自分の先端を擦り付けちゃう。
「あっ……む、ン」
「一生懸命でやらしくて可愛い」
「あ」
片手で根元をキュって握りながら、先端に口付しながら振り返ると、義信さんが険しい顔をしながら。
「ほら」
「!」
「ん、ンンンンっ」
義信さんが俺のお尻にキスしてくれる。
「しゃぶってる顔、真っ赤で可愛い」
だって、貴方の目の前でそこ、くちゅくちゅされてるのを見られてる。恥ずかしいところ全部、貴方に。
「良い眺めだ」
そう言われるだけで、さっきまで義信さんの長い指が撫でてくれたところがきゅぅって締め付ける。
少し。ズクズクって、熱っぽく、腰のところが痺れる感じ。
そんなところも見て欲しくて、口付けしながら見つめて、その先端だけじゃなくて裏側のところもたくさん舌で舐めてあげた。
気持ち、いい?
ここ、舐めるの。
そう尋ねるように視線を向けると、ぴくんって唇にくっつけたままの硬いのが口元で跳ねて、頬に触れた。
「汰由」
こんなに硬いの。
「すごいね。酔っ払った汰由は刺激が強い」
「ん」
奥まで来たら、きっとすごく気持ちいい。だから、ここに――。
「義信さんの、欲しい」
自分から、義信さんに見せつけるように孔を広げておねだりした。
「あっ」
入ってくるの。
「あぁぁぁっ」
ズブズブって中を掻き分けて、張り詰めて、すごく硬い熱が入ってくる。
「あっ……」
視界に星が瞬いて、頭がじんじん痺れてる。
「ぇ、あ、うそ、今、イッた、のにっ……やぁ……ンンンンン」
「あぁ」
ギュウウって締め付けてる中を義信さんのが掻き分けて、先端を奥のところまで突いてから、またずるりと引き抜かれて、また、奥まで来て。
「あ、やぁっ……な、で……出て、ないっ」
「やらしいね」
「あぁぁっ、あ、あ、そこ、好きっ」
前を触ると出てないのに、でも、奥はキュンキュンして止まらない。でも、イった。頭が、指先がふわふわして、奥が貴方にしゃぶりついてる。
「酔っ払って後ろだけで気持ち良くなってる」
「あ、やぁ……ん、らめ、そこ、また」
「うん。汰由」
繋がった場所がすごくやらしい音を立てて。
「見せて」
「あ、あ、あ、あ」
「汰由のやらしい顔」
「……あ、ン」
やだ。もっとしたいのに、抜いちゃ。
「おいで」
「あっ」
抱き締められて、体勢を入れ替えると、向かい合わせに座らされた。義信さんの熱を。
「一生」
そして、俺の手を取って。
「僕しか見ちゃダメな、汰由のやらしい顔」
「あ……ン」
その薬指にキスをくれる。
パートナーがいますっていう印が卒業したらそこにもらえる指。
「見せて」
「あ、俺、も」
「うん」
「見たい……ぁっ」
太くて硬いのを手で撫でてから。その先端を、さっきたくさんしゃぶった先端を掌でキュッと包んだ。
「義信さんの」
腰を浮かせて、手を添えながら、飲み込んでいく。
「あぁっ……ん、あ、あ、おっき、い」
熱くてたまらないので身体を繋げて。
「あ、あっ」
「汰由」
ぎゅっと抱き締めた。
「義信さんの、やらしい顔、独り占めしたい、あ、あ」
「もちろん。汰由にしか」
「ああっ、ん、あン」
「見せないよ」
キスをしながら奥深くまで繋がると、また星が瞬いて、義信さんでいっぱいになった身体がすごく嬉しそうに指先まで快感に痺れてた。
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