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セクシーメリークリスマス編 12 ギフト

 どれにしようかなって選びながら、たくさん考えてた。 「あっ……」  義信さんが喜んでくれるかな? って。  こういうのだったらどうかな、とか、これならドキドキしてもらえるかな、とか。たくさん 「義信さん……っ、ン」  考えて。 「後ろ、向いて」 「っ」  膝立ちになって、義信さんに背中を向けた。それから、手をベッドについて、両足の間に両手をつくような形でぺたんと座った。このランジェリーをネットで見つけた時、モデルのお姉さんがこの格好をしてた。お尻のラインがすごく綺麗で、その、興奮とかはしなかったけど、でも、ドキドキした。それを真似て。 「っ」  背中、ヒリヒリする。義信さんに見つめられてるって思うと、神経が全部、背中にいっちゃって。思わず、ぎゅっと背中を丸めた。 「部屋、暖かいから脱がすよ」 「っ、は、い」  パジャマ脱いじゃうと、丸見えだ。 「あっ」  そう思ってもっと背中を丸めたら、肩に、義信さんがキスをしてくれた。それから、うなじにもキスしながら。 「可愛い……」  そう囁いてくれて、後ろのレースを指で撫でてくれる。華奢で繊細なレースだったから、優しく指をそのレースの下に潜らせて、あやとりするみたいに絡めながら、お尻を撫でてくれる。  ゾクゾク、する。  だってこんなふうにしてもらえるかもって思って選んだから。  嬉しい。 「っ、ン……あっ、ン、義信、さんっ」  優しい手に素直に任せて、四つん這いになると、その手がお尻を撫でて。 「あっ……ダメっ」  揉まれるとたまらない気持ちになる。  背中を反らせたら、その背中を大きな手が撫でてくれて、お尻にキスをしてもらえた。レースが伝うお尻の柔らかい肌に歯を立てられて、少し、吸われると。 「ン、あっ」  切なくて、恋しくて、たくさんされたくなる。たくさん、可愛がってもらって、やらしいことを。 「あっ!」  されたいって、気持ちが蕩けてく。 「汰由」 「っ、あ、待っ」  今度はこっちって手が俺を引き寄せて、背中を義信さんの懐に預けるような格好になった。  これ、恥ずかしい。 「あっ、のっ」  見えちゃう、から。ランジェリー、女の人用のだから、その、今、優しい愛撫に反応しちゃったから、はみ、出ちゃう。 「見せて、汰由」 「っ」  その手にしがみつくようにしながら、腕に額を押し付けて、恥ずかしさに熱くなった頬で擦り寄った。 「っ、やぁっ、ン」  前をかろうじて隠してるけど、もう張り詰めて熱が溜まってるそれを撫でられて、手が、レースの紐を避けて、孔のとこに、触れる。 「ぅっ、ンンっ」  おかしくなっちゃう。 「あっ、あっ」  長い指がかっこよくて、お仕事中とかつい見惚れちゃう。あっという間に、洋服たちを畳んで綺麗に並べてしまう魔法の手。デスクワークをしている時はキーボードを叩く姿がかっこいい長い指。その指が俺の感じちゃうとこを撫でて、中を。 「あ、それっ、ひゃぅっ」  撫でてくれる。 「あぁっ……ン、あ、ンっ」  内側を撫でて、柔らかいところを優しくほぐしてくれる。 「あ、あ、あ、はみ出ちゃうっ、そんなにした、らっ、気持ち良くてっ、あ、あ」  二本の指に可愛がられて、内側がすごく蕩けていく。とろとろで、熱に潤んで、優しくて大人でかっこいい指に絡みついて、しゃぶりつく。 「汰由」 「ン、ふっ」  クチュクチュッてやらしい音が指に撫でられた内側から、舌先を絡めた濃厚なキスから聞こえてくるのがたまらなかった。 「あ、義信、さんっ」  溶けちゃう、かも。 「あ、も、ぉ」  今、背中に当たってる熱くて硬いの、で、この指でとろとろに解された内側を撫でられたら、溶けちゃうかも。 「欲しい……義信さんの」  大きいの。 「汰由」 「これ」  中をかき混ぜてくれるその手を掴んで、後ろから抱き締めてくれる腕に絡みついて、大きくて温かくて、熱くて、たくましい胸に縋りつきながら、くるりと体勢を入れ替えた。振り返って、今度は俺から舌先を義信さんの唇に挿入して。 「っン」  丁寧に絡めてく。首に腕を巻きつけて、たっぷりと甘いキスを交わしてから、大好きな人の腕の中で四つん這いになって、下着ごとルームパンツを引き下げてすぐ、その硬いのにキスをした。 「ン、ふっ」  レースをヒラヒラと纏ったお尻を高く突き出して、口で愛撫しながら、興奮に自然と腰を振って。硬い幹のところにキスをした。それから丸い尖端に唇で吸い付いて、口のパクリと咥えてから、キスした幹を両手で扱いてく。ビクビクってしてくれると嬉しくて。 「ン、んっ」  夢中になってしゃぶってた。 「汰由」 「っ、あっ」  まだ、口で。 「我慢できない」  貴方のこと、たくさん気持ち良くしてあげたい。 「汰由のここ」  抱き締められて、義信さんの上に跨ると、平べったいお腹を優しく撫でられた。 「挿れたい」 「っ」  俺も、欲しい。 「いい? 汰由」  義信さんのこと、すごく、欲しい。 「ください……義信さんの」  奥まで来て。 「欲しい」  抉じ開けて。いっぱいになりたい。大好きで堪らない義信さんのこと、一番奥で感じたい。 「このまま、今日は、欲しい、です」 「っ」 「義信さん……」  だから、一番甘ったるい声で、とろとろになった舌先で、濃厚で一番やらしいキスをしながら、腰を浮かせた。 「あっ……あっあぁっ……も、あ、ダメ、ンンンンっ」  そのまま腰を沈める。ランジェリーのレースをわずかにずらして、小さな孔に太くて硬くて、熱いのをずぷぷぷって咥え込みながら。 「あ、あ、あ、あぁぁぁっ」  欲しかった圧迫感に責め立てられて、達した。 「あっ、あっ」 「汰由」 「やぁっ……ン」 「しがみついて」 「あ、あ、あ」  黒いレースを達した白で濡らしながら。 「あ、あンっ……あ、やぁ、ン……義信、さんっ」  イッたばかりでキュンキュンしてる中を味わうように、俺のことを抱いてくれる優しくて、かっこよくて、いつだって見つめちゃう背中に爪を立てて。 「あ、もっと、たくさん、欲しいっ」 「っ」 「あ、あ、あ、っ、義信さんっ」  欲しくてたまらない大好きな人にぎゅって、しがみついた。

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