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12.*****

 結腸から出て、奥を抉る程度に留める。息ができなくなったようなので、痙攣が治まるのまで暫く待つ。  そして、その間に尿道にブジーの先端を挿す。慎重に、芯を傷つけてしまわないように。 「へぁっ!? (ぁに)シてんだよ!? やっ、待っで! ちんこに何挿してんの!? い゙だぁっ! やだ無理!! ちんこ死ぬ゙ぅ゙ぅあ゙ぁ゙ぁッ」 「もうちょっと声抑えて。いくら防音でも心配になるから」 「だったら(に゙ゅ)けよっ! ん、ぎぁっ····それ以上····んぉ゙ぁ゙ぁ····挿入(はい゙)んねぇっでぇ····」  ついに泣き出してしまった。なんて可愛いんだ。普段とは真逆の芯を見られるのは、こんな芯を知っているのは、世界中で僕だけなのだ。そう思うと、ペニスを巡る血が勢いと熱を増す。 「これで、ナカから刺激してあげるんだよ。少しだけ我慢して。痛いのもちゃんと気持ち良くしてあげるから」  奥まで挿入(はい)った。泣きながら歯を食いしばり、僕の肩を力いっぱい握る。カチカチと歯の鳴る音が心地良い。  それにしても、アナルの締めつけが凄い。食い千切られてしまいそうだ。  紛らわせようと、ブジーをトントンと刺激する。すると、電流が流れているかのように細かい痙攣をしながらイキ続ける。快感をよく受け入れる素直な身体だ。 「芯、息できてる?」 「は··あっ····れきねぇ····」 「なら、結腸抜いてあげようか。····言って? わかるよね」  僕は芯を見上げ、グリッとブジーを捻る。 「ひぐっ····けっちょ····奥····抜いてくらはい····」  ぐしゃぐしゃに蕩けた顔で、僕の目を見て言えた。これは褒めてあげないと。 「ん。上手にお強請りできたね。····イイ子」  側頭部の髪を掴み、ご褒美のキスをしてあげる。舌を絡めると、イイ具合いに力が抜けてゆく。  ブジーで奥を抉ってあげると、嗚咽を漏らしながら結腸がよく締まる。 「センセ····もぉ、全部抜いて······。死゙ぬ····」 「気持ち良すぎて怖いよね。芯が素直に僕の事を欲しがるようになれれば、こんな責め方しなくていいんけどな。こうしてる間だけでもいいから、素直になれる?」 「素直(しゅなお)になる····挿ぇてって言う····ちゃんと欲しがるからぁ····もう、抜いてぇ····」 「んふふ、やだ。まだ抜いてあげないよ。約束を破ったら、本当に死んじゃうくらい気持ちいい事するから、覚悟してね」 「わかった····わかったからぁ······ちんこの、先に抜いて。出せないの、ちんこ苦しい····」 「約束だよ。じゃ、抜くからいっぱいイこうね」  芯の口にネクタイを詰めて塞ぎ、ズルルルッと一息にブジーを引き抜く。 「ふぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙····()ぅっ、あ゙ぁ゙ぁっ!!? ()ぅぅ!! まだ(ぁら)()ぅ··の····?(い゙へ)ぇ····ぁ゙····ぅ゙ぇっ······」   少し虐めすぎたようだ。芯は小さな子供のように泣きじゃくり、痛みと快感から逃れようと身体を小さく丸める。 「芯、大丈夫? お尻のほうも抜く?」  僕にしがみついている芯に問う。流石に、今日はこれでやめておこうかと思った。なのに芯ときたら、ドロッドロに甘えて僕に擦り寄ってくるのだから堪らない。 「はぇ····? 奥、抜いて····潮··噴きたい····もっと深いの欲しい····」  どうやら、相当キているらしい。いつも、これくらい素直ならいいのに。そうすれば、もっと優しくシてあげられるのに。  こんな淫らな芯を目に前に、壊さずにはいられない。僕の中で蠢く衝動が、“先生”としてギリギリ保っていた芯への庇護欲を食い尽くした。 「芯····。そんな可愛い事言われたら、もう止めてあげられないからね。壊される覚悟、できてるんだよね?」 「れきてぅ····壊して····先生のデカいちんこで、俺の腹んナカぶっ壊して····」  芯は僕に抱きつき、上手にお強請りをした。

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