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13.*****

 勃ち過ぎて痛いペニスを、芯の奥へと捩じ込ませる。  扉を突き破り、突き当たりを叩き抉って潰す。芯は、獣の様な声を上げながら失神した。それでも、僕の腰は止まらない。  そうだ、あれはお強請りとは言わない。ただ煽られただけ。  僕は大人なのに、生意気な子供に煽られた。バカ正直にそれに乗って、僕は子供を犯し潰している。  こんな歪んだ性癖を押し付けて、芯に嫌われたらどうしよう。そんな不安が無いわけではない。けれど、抗ってなお堕ちてゆく芯を前に、理性という聖者は数秒たりとも原形を留めていられない。  程よく緩んだ肛門へ強引に指を押し込み、奥と同時に前立腺をゴリゴリと潰す。その衝撃で目を覚ました芯は、吐きながら潮を撒き散らした。  それから、芯はイキっぱなしで失神を繰り返す。からがら意識を手繰り寄せ、その度に苦しそうに声を漏らす。そんな芯を、メスイキができるようになるまで犯し続ける。  ふるふると震えている芯の、可愛くなったおちんちんを紐で結び、潮も噴けないようにして強制的にドライを覚えさせた。  気がつけば外は暗くなっていて、芯は深い眠りについていた。いささか夢中になり過ぎたようだ。口移しで水分をとらせ、綺麗に拭いて着衣を整える。  それでも起きない芯。薄暗い仮眠室で、時々しゃくり上げる寝息を聞いて起きるのを待つ。あどけない寝顔に、僅かばかり残っている良心がチクリと痛む。 「ん····」 「芯、身体大丈夫?」 「····あ··ちこち··痛ぇ····」  戸惑った表情で、芯は俯いたまま答えた。まだ、自分の身体に何が起きたのか理解できていないのだろう。 「芯、立てる?」 「ん····ぉっ······立てない」  ベッドで転げた芯は、放心状態で寝転がる。何かを諦めたようだ。 「先生、今何時?」 「20時過ぎ。帰らなくても平気?」 「知ってるくせに」  教員間で、ある程度の情報共有はしている。だから、知らないわけではない。しかし、それは書面上の芯だ。  芯の家庭は崩壊している。父親は酒浸りで職にも就いておらず、母親はほとんど家に寄り付かない。芯の帰りを待つ人など居ないらしい。けれど、例えそれが事実だとしても、そこにつけ入るつもりはない。利用する事はあっても、だ。  芯から家庭の話を聞いたことはない。それどころか、プライベートについては何も知らない。それを話すほど、僕に心を開いていないという事なのだろうか。  僕は、芯の心も全て欲しい。  芯の父親は、大きな会社を経営していた。事業が傾き、倒産に追い込まれた成れの果て。母親はパートと偽り、実質外で不倫相手と暮らしている。  これは、芯が1年生だった秋頃の話だそうだ。現状は知らない。  日に日に芯は荒んでいき、良くない友人とつるむようになった。女遊びや非行に走り、警察の世話になった事もある。昨年度、僕が着任した時には、既に立派な不良だった。    けれど、僕からしてみれば所詮は子供。非力な僕だから暴力には臆するが、少し不真面目で問題を抱えた子には臆しない。芯は普通の子供だ。  他よりも愛らしくて、僕を虜にするほどには生意気だが。

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