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17.*****

 ブジーで射精をさせないまま、そろそろ40分。時期尚早かと思ったけれど、イボ付きのバイブでメスイキさせ続けて50分。  拘束されただけで感度が爆上がりしていた芯には、相当辛い時間だっただろう。けど、何より芯を追い詰めたのは、僕が無言を通していた事だ。  無視をする度、鼻を赤くして泣きそうになる芯。なんて可愛いのだろう。  メスイキが止まらなくなってからは、泣きじゃくって素直になった。 「先生(しぇんしぇ)、なぁ! なんか言ってよ! ····ぐすっ··(こぁ)いんらってぇ····。ん··ふ··先生ぇ、声聴きたい····。バイブもうやらぁ。先生のちんこがいい····」 「······はぁ、狡いなぁ。なら、バイブだけ抜くよ。抜いてイかなかったら、僕のおちんちん挿れてあげるね」  僕は意地悪く、芯が確実にイク抜き方をする。一度奥まで押し込んで、イッた瞬間に勢いよく引き抜く。 「ん゙あ゙ぁ゙ぁ゙あ゙ぁ゙っっっ!!! かはっ··死゙ぬッ····ぅあ··ぢんご苦゙じぃ····」  腰をガクガク痙攣させ、顔から出るもの全部出して、ぐしゃぐしゃになった芯は尋常じゃない可愛さを撒き散らしている。愛おしくてたまらない。イけない苦しさとメスイキとで痙攣が止まらない芯に、いよいよ僕のモノを挿れてあげる。  奥まで一息に貫くと、足をピンと張って仰け反る。ブジーが挿さったままのおちんちんが、ビヨンビヨンと振れているのも可愛い。 「芯、射精したい?」 「しゃせー····したい。()したい」 「ふふっ、いいよ。いっぱいイこうね」  奥をゴリゴリ潰してイかせながら、ブジーをずろろろろっと引き抜いてあげた。射精と潮噴きが止まらない。  そこへ追い打ちをかけるように、亀頭を掌でグリグリ円を描き擦ってやった。芯は絶叫しながら『やめて』と懇願する。  芯の意志は置き去りに、潮は勢いを増す。ナカのうねりと締まりが凄くて、芯のお腹に沢山精液を飲ませてしまった。  芯はイキすぎて失神した。僕も少し疲れたので、処理をする前に芯の隣へ倒れ込む。  そして、べしょべしょになった芯を抱き締め、少しだけ眠ってしまった。 「──生····先生? なぁ、起きろよ」 「ん····あぁ、ごめん。寝ちゃったんだ」 「さみぃ」 「本当にごめん。処理もしないでごめんね。お風呂であったまろうね」 「いいから、とりあえずさっさとこれ外してよ。先生に毛布も掛けてあげらんなかったんだけど」  芯は足を上げ、ジャラッと鎖を鳴らした。そして、ベッドから落ちて届かなくなってしまった毛布を見る。 「そんな事してくれるの? 優しいね」 「別に、アンタのこと嫌いなわけじゃねぇし」  嫌いじゃない。けれど、好きわけでもない。勘違いしないように、僕は心を引き締める。 「芯、僕のこと名前で呼んでくれる?」 「······鬼無(きなし)··先生?」 「名前って言ったでしょ」 「····やだよ。いいから早くこれ外せって、先生」  芯は決して名前を呼んでくれない。芯が僕を愛していない証拠。これだから、身体だけは従わせて置かないと不安なんだ。

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