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世界観説明 ラシュテア帝国
そして、この国はその差が他の国よりも明確に決められていた。
西の大陸の最大領域を支配しているラシュテア帝国。
元は小国だったが、長い歴史の中で戦争を繰り返しながら幾度も勝利し、数多の民族を支配してこの規模まで成長してきた国であり、その強大なラシュテア帝国を治める長は、価値観も思想も宗教さえも違う民族を結束させるだけの圧倒的な力を持っていなければならなかった。
現在、その数多いる民族の頂点に立つのはラシュテア帝国の21代目の帝、アトラス=ヴィスタ=ラストライオスだ。そして、アトラスも君主の例に漏れずアルファ性の人間であるが、その知性も容姿もカリスマ性もその他すべてをも歴代の帝を凌駕する能力を有するアルファ性の持ち主であった。
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