一一一あぁ、ノアが僕の中にいる。 それだけで多幸感で死にそうだった。決して逞しいわけでもない弟のペニスをシャルルの尻は美味しそうだとよだれを垂らして飲み込んだ。 「あっ…んっ…気持ちいい…あぁ」 細めた瞳でノアを見下ろすと、仄かに頬を赤く染めて潤んだ瞳でコチラを見ていた。それに仄暗い征服感が湧き上がってくるのを奥歯を噛み締めて堪える。 「お兄ちゃんの…んぅ…なかぁ…ぁ…あつい…ぃ」 抱いている方なのに抱かれているような喘ぎ声をもっと聞きたくてゆさゆさとゆっくり腰を振る。自らの追うのではなくノアを気持ちよくさせることに専念する。子供の頃から仕込まれたテクニックで優しく的確にノアの快感を刺激する。 「あっ…んぅ…ひゃ…ぅぅ」　 ピクリとノアの身体が跳ねた。それと同時に胎内が温かい液体で満たされる。 「イケたね、いい子」 褒めそやすように数回腰を振ってから、シャルルもノアのお腹の上へと精液を吐き出した。 未だに吐精の余韻で息を切らしている弟の頬や額にキスを落として落ち着かせる。 「お兄ちゃんも気持ちよかった？」 キスの雨が降りそそぐ中ノアはそんな風に聞いてくる。だからとびきり優しい声で最高だったよと囁くのだ。