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海 —混ざる—
グレイが後ろから覆い被さるように上に乗ってきて、俺の肩を掴んで奥の奥まで押し込んでくる。
「僕のよりジェイスのが欲しいの?」
お尻をつねり上げられて、痛みで尻穴が窄まった。
「あぁぁっ! 痛っ……!」
つねる力を緩めたかと思うと、今度はガツガツと突かれて、無理やりにでも感じさせられる。
「僕の好きなんでしょ?」
「好きッ……好きッ……あうっ!」
またギュッと強くつねられて、同時に乱暴に肩を抱かれながら突き入れられて……!
「あっ、あっ! 痛いのにっ、痛いのに……ッ!」
俺、マゾだったの!? 痛いことされてるのに気持ちいいなんて……!
涙が滲んできて、痛くされる度に体が震えた。
「ギリギリまで我慢して、離して欲しかったら二回叩いて」
突然グレイが耳元で言ってきた言葉が理解できず、困惑してる間に尻をつねっていた手が俺の鼻と口を覆った。
「んんっ!?」
「締めるのは怖いでしょ? 塞ぐだけ」
さらにジェイスが俺の頭を掴んで、大きな手をその上から被せてきて、息がッ……できない!!!
「ンンんんんんっ!! ンン――ッ!!!」
「ああぁっ……すご……締まって気持ちいい!」
あまりにも激しくグレイに突かれて、大きく息を吸いたいのに吸えない!
死んじゃうッ……死んじゃううう……!
「絶対離してやるから、安心しろ」
「ん゛んんんんんっ! ん゛ん゛ん゛っ!!!」
ジェイスの言葉も耳に入ってこなかった。
体が痙攣して、自分が強くグレイを締め付けているのを感じる。グレイが気持ち良さそうな声を漏らしながら、興奮したように激しく俺を犯してくる……!
苦しくて気持ち良くてイクッ!!! イクっ!!! このままっ……!
脳に酸素が足りなくて、おかしくなりそうなのが怖くて、ジェイスの足をパンパンッと二回叩いた。
「ンッ、はっ……! あ゛ぁぁああああっ! イッぐぅうううっ!」
「――ッ! 洸也ッ……!」
砂の上に精液を吐き出すと、俺のを押し出すようにグレイが何度か突いた後、ずるんと抜いてイッたばかりの俺のにくっつけてきた。
「洸也っ、洸也……っ!」
「あぁぁぁっ!? 今ダメっ!」
俺の性器と一緒に扱いてから、グレイの白い体液が砂に飛んだ。イッたばっかで敏感になってんのにぃいっ……!
「ごめんね、洸也のと混ぜたかったから」
後ろから抱きしめられて、首元にチュッとキスを落とされて、なんか可愛い事を言ってるな……と少し気恥ずかしいような感じがした。
体を起こせば、今度はジェイスが迫ってきた。
「コーヤ、さっきは欲しいって言ってくれたよな?」
「うっ……それは」
その場のノリというか……! 気持ちよさに身を任せていた時の戯言なんて、引っ張り出してこないで欲しい。
思わず視線を逸らすとジェイスが俺の顔に近づいてきて、その厚みのある唇を押し付けるようにキスされた。
下唇で俺の唇に沿うように何度も重ねてきて、舌が差し入れられると、思わず自分から口を開いた。
グレイとは違うキスの仕方、感触、体温、味も違う……。
そういえば、ジェイスとディープキスすんのはじめて……なんてぼんやりと思っていると、後ろから伸びてきた手が、俺の乳首を摘んだ。
「んうっ!?」
「洸也は本当にキスが好きだね」
グレイは俺とジェイスのキスシーンを、嫉妬するわけでもなく楽しそうに後ろから眺めて、悪戯してくる。
グレイの悪戯から逃げようとしたら、ジェイスが俺の頭を両手で掴んで、逃がさないとばかりに舌を絡めてきて……!
その動きに合わせるように、グレイが俺の足を撫でたり、指先で乳首を転がしたりして……体がビクビク跳ねるのが止まらないッ!
「あっ、まだ……待って……!」
「次は僕とキスしよ?」
俺の言い分は無視して体をくるりと回されて、今度はグレイに正面から縋るような体勢になった。
グレイは俺のアゴを掴んで、口を開けさせてから舌を入れながらキスしてきて……二人に求められてるのが気持ちいい気がして、思わず腰がもぞりと動いた。
「洸也、舌出して」
グレイに言われるまま舌を出すと、グレイにちゅるっと吸われて、口の中で舌先が絡み合う。ジェイスはさっきから俺の体を撫で回してるし……! 体がむずむずしてきた!
後ろからジェイスが身を乗り出すようにしてきて、俺たちがキスしているところに顔を近づけてくる。
「オレも……」
可愛くおねだりするように言われて、舌を出されたら……グレイと二人でジェイスを迎え入れるように、三人で舌を絡ませた。
水音をたてながら三人で舌を絡ませて、ヤバイこれ……興奮するッ……! ジェイスが俺たち二人を抱き寄せて、顔の密着度が更に上がる。
こんなに広い砂浜と水平線の前で、ここだけやけに密度が高い。ジェイスの腕の力が緩められて、三人自然と顔を離した。
「……三人でキスするなんて、初めてした」
「ハハッ僕もだよ」
「えっ、そうなの……!?」
楽しそうに笑ったグレイの反応が意外で、思わず驚いてしまった。
「オレはともかく、グレイはそんなに遊んでないぜ?」
「ジェイスがビッチすぎるんだよ」
二人がそんな事を言いながら、俺の体を撫で回してくる。
グレイが砂浜の上で何かを探すような動きをして、後ろを振り返った。
「あっ! 流されてる!」
グレイの視線の先には、水面にゆらゆらと浮かんでいるローションが……!
「グレイが一番速いな」
「お前は筋肉で浮かないからね」
軽く走ってから、自然に泳ぎに入るグレイが少しかっこいい……全裸なのに!
「今のうちだな、コーヤ」
「へっ!?」
後ろから抱きしめられて、尻にジェイスの巨根があてがわれて……!
「オレはどっちも好きだが、コーヤは抱きたいな」
「あっ、待って……入る、入るッ!」
腰を掴まれて、ぐいぐいと有無を言わせない力で押さえつけられたら……! グレイのより大きなジェイスの性器が、俺の尻穴を押し広げながら入ってくる。
「あぁぁっ……! 入ってるッ!」
「欲しかったんだろ? よかったな」
ジェイスが腰に当てていた手を俺の膝裏まで伸ばして、両足を持ち上げようとしてくる。
ジェイスが持ち上げやすいようについ動いてしまって、自分が犯されたがっているのを自覚してしまった。
「もっと積極的になっていいんだぜ? その方がオレもグレイも燃える」
両足を抱え上げられて、眼前に広がる海に向かって接合部を晒される。
ずぷん……と一番奥まで尻で咥えさせられて、誰も見てないのに、ひどく恥ずかしい事をしているようで、羞恥心はこれ以上ないくらい膨れ上がった。
いや、実際に恥ずかしい事をしているし! ローションを波から取り返して戻ってくるグレイがこっちを見てる!
グレイに見せつけるみたいにジェイスが俺の足を広げて、下から一番奥にグリグリと押し付けてきて……!
「あ゛ぁっ!??」
「ジェイス! 何勝手にはじめてるんだ!」
「はぁ……コーヤ、最高に気持ちいいな」
足がつく辺りから走ってきたグレイが、俺の目の前まで駆け寄ってくる。
グレイに見られてるッ……ジェイスと繋がってるとこッ……!
「何のために取りに行ったと思ってるんだよ」
グレイが俺の性器の根本からローションを垂らして、ジェイスとの結合部に塗りつけてきて……!!!
「はぁぁんっ!?? グレッ……いっ!」
「洸也、気持ちいい? 僕のとジェイスのどっちが好き?」
指二本でジェイスの性器を挟むように、俺の尻穴を撫でてくるグレイに、腰が跳ねるのが止まらないッ!
「アッ、ああっ! ヤメッ……」
「オレはグレイと違ってノーはイヤだぜ? 気持ちいいって言ってくれよコーヤ」
滑りが良くなって、俺を抱えたまま下からガツンガツンと、ジェイスが突き上げてくる。
「〜〜ッ! 気持ちいいッ……からっ!」
二人で嬲るのをやめてくれって言いたいのに、グレイは俺の体にもローションを垂らして、乳首をくりくりといじってくる。
「ん゛んんんんっ!!」
「キスもしようね、洸也」
乳首をいじられてのけぞったところを、無理やり追ってくるかのようにグレイの唇で塞がれた。
味わうように唇を貪られて、舌を入れられて乳首を強く摘まれると、ギュッと尻穴が締まる。
「オッ……コーヤ! それ気持ちいい!」
興奮したジェイスが、俺を抱えたまま好き勝手に突き上げてくる! 身動きが取れない状態で一方的に犯されるだけの状況に、涙とゾクゾクするのが止まんないッ……!
「アッ、あ゛ぁぁっ!」
「ジェイスとセックスしてる洸也もすごく魅力的だよ」
「もっとスケベになっていいんだぜ? オレもグレイもスケベなコーヤが好きだからな」
そのまま炎天下の中男三人、裸のまま汗と精液にまみれて絡み合った。
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