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17話 ※お誘い
玲音は京平に言われた通りに、京平におねだりするかのようなポーズを始めたようだ。
双丘を京平の方へと向けミニスカートを捲ると、まるで双丘を使って文字を書くように振りながら、
「私のココに、その玩具入れて下さい……ね。 そしたら、私……気持ち良くなれますからぁ」
そう甘えたような声でおねだりをする玲音。
そんな玲音に京平は満足したのか、ニコリとすると玲音へと近付き、
「ん? ココにこの玩具が欲しいのかい?」
そう意地悪気に言うのだ。
「君の場合、ココにこの玩具を挿れたらどんな風に乱れてしまうのかな? それも、楽しみの一つなのかもしれないなぁ」
そんな風に言ってる割には、京平は玩具のスイッチを入れて玲音の後ろの蕾にだけ押し当てるだけにしてしまう。
そんな焦ったいような京平の動きに玲音は、
「んん! ぁん……そ、それも、気持ちいいんだけどぉ! 何か全然物足りなーいんですけどー」
そう今度は思いっきり双丘を振りながらそう要求する玲音。
「え? でも、これだけでも玲音ちゃんは気持ちいいんでしょう? なら、ココで玩具を振動させていてもいいんじゃないのかな?」
「確かに、そこで、玩具がビビビーンってしてるのは気持ちいいんですけどー、こう、もっともっと私が気持ち良くなれるのは中なんですからぁー、京平さんだって、もっと、私が快楽で乱れる姿を見たくありませんか?」
その玲音の言葉に手を顎に当て考える京平。
本当にそんな姿だって京平の場合には画 になる。
「でも、私的には、こうやって焦らして君の事を気持ち良くさせるのもいいと思っているんだけどな」
そんな京平の言葉に、玲音の方は目を丸くしながら京平の事を見上げるのだ。 寧ろ、いつもの京平っぽくない行動に目をパチクリとさせている。
そんな玲音からの目だけのサインに、京平の方は逆に、ドヤ顔までとはいかないものの、
「たまには私だって、そういう顔をするんだよ」と言っているようにも思えるような表情を京平はしている。
それだけでも玲音は京平の今日のキャラ設定みたいなのが分かって来たのか、気持ち的に軽い息を吐くと、玲音の方も演技を続けるようだ。
「じゃあ、京平さんに任せてもいい?」
「任せるのは構わないのだけど、今は玲音ちゃんが私の事をこの玩具を使って誘ってくれるんじゃなかったっけ?」
「あ、うん……。 そうでしたよね? 私もですけど……そろそろ、諒ちゃんの方も私のように京平に誘うような感じを要求してみてはどうでしょうか?」
気持ち的に休んでいた諒馬だったのだが、玲音のその一言で自分の方へと、それを振られ、気持ち的に半身を起こすと目をパチクリとさせながら京平と玲音の事を交互に見つめるのだ。
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