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18話 ※玩具、お誘い
「ふふ……玲音ちゃんの言う通り、諒ちゃんもだったよね?」
そこまで言うと京平は諒馬の方に視線を向け、
「諒ちゃんの中にも、私がこの玩具挿れて上げようか? 自分で挿れるより人にやってもらった方がいいかもよ……。 でもさぁ、この玩具細いだけで後は振動させるっていうだけだから、もう一個、今日は中に挿れちゃおうか? 流石に玲音ちゃんが持って来てる玩具を挿れるんじゃ、気持ちいいんじゃなくて痛いだけだと思うから、この卵型のを先に奥の方に挿れて、それから、この細い玩具を挿れて、中に二つ挿れた状態で振動させたら、いいんじゃないのかな? そしたら、諒ちゃん、どんな乱れ方をするんだろ? そこも、こっちとしては楽しみの一つなんだけどね」
そう言う京平は楽しそうだ。 しかも、気持ちいつもよりSに見えるのは気のせいであろうか。
いつもは諒馬もタチで、今日は京平一人が完全にタチだからなのかもしれない。
「玲音ちゃんも諒ちゃんも私の方に、そのキュートなお尻を向けてくれないかな?」
さっきまでは色々と玲音にするように要求していた京平なのだが、玲音が諒馬をも誘った為なのか、気分が変わったのかもしれない。
胡座状態で座っている京平。 そこへ四つん這いになって双丘だけを突き出したような感じで来る玲音。 そうこういう事に関しては玲音の方は素直な性格なのだから、早く気持ち良くなりたい一心で言われれば直ぐに行動を起こすような子なのだが、流石に諒馬の方は違うようだ。 いや、玲音がそういう行動派なのだから、諒馬の場合には違う行動をした方がいいとでも思っているのかもしれない。
そして玲音の方は、こりゃまた双丘を揺らしながら、
「ねぇ、早くぅうう、京平さん、私の中に、その玩具を挿れてよぉおお」
と甘えるように要求する玲音。
「挿れて上げたいのは山々なんだけど……まだ、諒ちゃんがねぇ、用意出来てないっていうのかな? 諒ちゃんはきっと君とは違って、こういう事に関しては慣れてないみたいだからねぇ。 こう、もじもじとしてるだけだし……」
諒馬の方もそれなりに演技しているようで、未だにお姉さん座りをして手を組んでまでして京平の事を潤んだ瞳見上げているだけだ。
本当、こうも女装しただけで男性も女性っぽくなってしまうのであろうか。 っていう位、今日の諒馬というのは女性っぽい仕草をしているのだから。
本当にアイドルの子で、こんな風にされたらファンはメロメロになってしまうだろう。
きっと諒馬の頭の中で自分でのアイドルのイメージを作って演技しているのかもしれない。
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