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30話 ※指
それと同時に二人の腰は逃げてしまったようで、
「あまりにも気持ち良すぎて、どうやら腰が逃げてしまったようだね。 だけど、気持ち良くなりたいんだったら、あまり逃げない方がいいんじゃないのかな? だって、ココのコレが気持ち良いんだろ?」
「いやぁあん……京平、さん……そんなに気持ちいい所があったなんて……」
「知らなかったのかな?」
「ぅん……」
と京平の言葉に軽く頷く玲音。
「何だか、体中がビクビクってして、ゾクゾクともして……こうね、中も疼く感じがするっていうのか、そんな感じになってくるぅー!」
本当に玲音の感想はクスクスとなってくる位の言葉だ。 現に京平だってクスクスとしているのだから。
「本当に玲音ちゃんって、快感に関して素直なんだね……本当に玲音ちゃんにはこういう事、色々と教えたくなってきちゃうよ……。 じゃあ、もっともっと今日は気持ち良くなっちゃおうか?」
京平は玲音に向かってそう言うと、再び中にある指を動かし始める。 中に指を入れたり出したり時には中にあるプニプニとした気持ちいいポイントを押したりして京平の方も今日は楽しんでいるようにも思える。
「いやぁああん! ぁあん!」
と玲音の方は快感に素直な性格というキャラを演じているというのか、わりと玲音自体も快感に素直な性格なのだからなのか、声と共に腰も一緒に揺れ始めていた。
「あぁあん! やぁああん! あぁん! いい! ホント、ヤバいんだからぁー!!」
「そんなに腰を激しく動かされると指が抜けちゃうんだけどなぁ。 玲音ちゃんが気持ち良くなれなくなっちゃうよ」
「だってぇ……本当に、気持ちいいんだから……腰が勝手にぃ!」
「んじゃあ、玲音ちゃんの場合にはプニプニとしたポイントと突かない方がいいって事なのかもね」
そこに行きついた京平は、本当に玲音の中にあるそのプニプニとした気持ちいいポイントと上手く指で避けるようにして指を動かし始めたようだ。
一方、諒馬の方は京平がそのプニプニとした気持ちいいポイントを突く度に、何かに耐えようとしているのか苦痛というのか悶えているのかそんな表情を浮かべているようにも思える。
そして快感から逃れようと逆に左右に腰を動かしているようにも思えるのだ。
「ん? 諒ちゃんは気持ち良くなりたくないのかな? 何だか顔が気持ち良く無さそうなんだけどなぁ? まぁ、いいんだけどね。 それだったら、私は確実に玲音ちゃんの方を選ぶ事になるんだしね」
諒馬の方はわりと最初の目的みたいなのを忘れてしまうようだ。 だからなのか時より京平が教えているようにも思える。
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