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56話 ※本番

「ぅん、そう……次は私の番だからねぇ……」 「分かってるよ」  京平は玲音にそう答えると、諒馬の中に完全に自分のモノを挿れ激しく出し入れを始める。 「ぁあん! やぁん!」  中にある気持ちいいポイントを突かれているからなのか、諒馬はその気持ちいいポイントを突かれる度にリズム良く可愛い声を上げるのだ。 「うふふ……諒ちゃん、さっきまであんなに苦しそうにしてたのに、今じゃ、気持ち良さそうなんだけどなぁ。 そんなに、中に人のモノを挿れるって気持ちいいのかなぁ?」 「そうだねぇ……。 どうなんだろ? 私は挿れてもらったっていう事は無いから、分からないんだけどね。 でも、ある程度はタチの方にもテクニックが無いと相手の子を気持ち良くさせる事は出来ないんじゃないのかな?」 「へぇー、そうなんだぁ……って事は、京平さんにはそういうテクニックがあるって事?」  変な所を突っ込む玲音に京平の方は思わず吹きそうになっていたのだが、 「いやぁー、そこの所はどうなんだろうね? そこは、玲音ちゃんも経験しないと分からない所なんじゃないのかな?」 「みたいだね。 だったら、早く、私も京平さんの挿れてみたーい」  そう京平の事を誘うかのように、玲音は京平に向かって双丘を振ると、京平の方もその玲音からのサインに気付いたのか、 「ふふ……分かったよ……じゃあ、諒ちゃんの事、イかせちゃうね」  京平はそう言い、先程より腰を激しく打ち始めるのだ。 「ぁあん! はぁん! いやぁん!」  京平が腰を激しく動かし始めると同時に声と体が揺れ始める諒馬。 勿論、諒馬の上に乗っかってる玲音も体だけは一緒に揺れてしまっているようだ。 「ダメぇっ! あぁあん! ヤバぁああいい!」  そう声を上げる諒馬は、もう本当に気持ち良さそうに見える。  それに微笑む京平。 「もう、そろそろいいかな?」  そう言った直後だろうか、更に京平は腰の動きをある一点に集中し始めたようで、 「そこっ! 無理だからっ! ぁあ! いやぁん! イくっ! イきたいから! やぁあん! そこっ!」 「諒ちゃん、イきたかったらイってもいいよ……私の方は、まだ玲音ちゃんの中にも入らなきゃならないからね……」  京平の言葉はきっともう諒馬には聞こえてないだろう。 そう現に諒馬はその後、返事をしてないのだから。  京平の方は激しく動かしたり、たまに腰の動きを緩めたり、また時にはある一点を集中して突いていると、諒馬の腰がこれでもかっていう位上がって来ているようで、その上に乗っかってる玲音の方が少し浮かび上がって来ているようにも思える。  その瞬間だっただろうか、諒馬は完全に勃っていたモノの先端部分から白い液体を吐き出すのだ。

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