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57話 ※本番

 それと同時に腰がベッドへと落ち、京平の方は直ぐに諒馬の中から自分のモノを抜くと、今度は玲音の方へといきなり挿れるのだ。 「ちょ、え? あ、ぁあ!」  きっと玲音の方はこんな直ぐに挿れられるとは思ってなかったのであろう。 あまりにも突然の事で体をビクリとさせながらもヤりなれている体というのは素直なのか、簡単に京平を受け入れたようにも思える。  だが玲音の方は初心者という設定だからなのか、 「ちょ、え? 京平さん……」  そう言って玲音の背後にいるであろう京平の方へと視線を向け、涙目で訴えるのだ。 「きょ、京平さん……いきなり、挿れるのは……痛いですよー」 「え? あ、ゴメン……でも、何だか、玲音ちゃんなら、いきなりでも受け入れてくれると思ってね」 「え? でも……」 「でも、実際、中にちゃんと私のモノが入ってるだろ? 大丈夫、直ぐに君の事気持ち良くさせて上げるからさぁ」  そう京平は玲音の耳側で玲音にだけ聞こえるかのように言うと、 「玲音ちゃんの気持ちいい所っていうのはココかな?」  そう言いながら、いつものように玲音の中にあるプニプニとした気持ちいいポイントをモノの先端部分で突いたのか、 「ちょぉおお! やぁぁああああん! そこぉおお、ダメなんですってばぁ!」 「でしょう?」  と京平の方は、勝ち誇ったかのように言うのだ。 「最初は痛かったかもしれないけど、ココを突けば誰だって気持ち良くなっちゃうんだからねぇ。 それとも、玲音ちゃんの場合にはもっと奥を突いちゃっても大丈夫なのかな? って、奥の方が気持ちいいって聞くんだよね。 それに、ココはまだ浅い部分だから、確かに気持ちいいポイントでもあるんだけど、もっと奥の方が気持ちいいって聞くから、玲音ちゃんの場合にはもっと奥の方を私ので突いて上げるよ」  一瞬、気持ち的に腰を引いた京平だったのだが、それを一気に中へと入れると、 「玲音ちゃんがもっと気持ちいい所っていうのはココかなぁ?」 「ぁあああん! そこっ! ホント、無理無理無理ぃいいい! 体全体で、キュウウウンって……何か来る!」  その瞬間だっただろうか、玲音の双丘に力が入ったのかもしれない、 「玲音ちゃんっ! そ、そんなに締め付けないで……私が動けなくなってしまうからねっ!」  きっと玲音は京平の事を締め付けているのであろう。 だからなのかいつも余裕そうな表情な京平なのだが、今の京平というのは顔を歪めてしまっている位なのだから。 「そ、そんな事言われてもぉおお! ち、力を緩めたらいいのね?」  玲音の方はとりあえず力を緩めたみたいだ。

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