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ミラクル★ドロップス(芝﨑×水島⚠️)
・芝崎×水島(上原×保も少し)
・年齢操作(某古のアニメパロ)
・やっぱりグダグダ(おふざけが過ぎる)
⚠️エロあり(年齢差、体格差、ショタ受け)⚠️
なんでも許せる方だけ、お読み下さい( ´_ゝ`)ゞ
─────────・・・・
″ちょっとお兄さん、コレを────″
「ちわっス、先輩!」
「ああ…。」
今日は土曜日。
恋人になってからは当たり前のように。
オレはこうして週末、先輩の通い妻と化していた。
「随分早かったな。」
「そりゃもう!早く先輩に会いたかったッスもん!」
恥じらいもなく告げれば、顔を逸らすオレの恋人…
水島 綾兎 先輩。
前髪と眼鏡に隠されて判りづらいけど。
どうやら、照れちゃったみたいだ。
普段はクールなイメージも。
恋人のオレには、いろんな表情を見せてくれるから。
ホント、可愛いなぁ~…
「あ、そーだコレ…どーぞ。」
思い出したように、手の中の物を先輩へと差し出す。
「…アメ?」
先輩の言う通り、オレが手にしている物は飴がぎっしり詰まったふたつの小瓶。それぞれに、赤と青のビー玉くらいの鮮やかな飴玉が、コロンと詰め込まれていた。
「コレ、さっきそこで女の子に貰ったんスよ?」
「女の子…?」
実は先輩の家の前でつい先刻、10歳前後の少女に声を掛けられて。
「先輩にって、くれたんですけど…」
「?女の子…や、知らないな。人違いじゃ────」
近所のコとかにも身に覚えがないらしく。
口元に手を添え、うーんと考え込んでしまった先輩。
「あれ、そうなんスか?ヘンだな~…」
その女の子、確かに『綾ちゃんと一緒に食べてね!』…って、名指しで言ってたんだけどなぁ。
先輩は訝しげに眉を潜め、飴の瓶を凝視しちゃってるし。
けど相手は、ごく普通の子どもだったし。
悪意とかは全く感じられなかったから。
「せっかくだし、食べましょうよ。」
オレは疑いもなく瓶の蓋を開けて…
真っ赤な飴玉をひとつ、取り出した。
(そう言えば…)
女の子が、何か気になる事を言ってた気がする。
確か…
『赤い方は、必ず綾ちゃんにあげてね!』
立ち去る寸前まで念押しされたのを思い出したオレは、言われた通り先輩に赤い飴玉を渡す。
「よした方が、いいんじゃないか…?」
先輩は受け取りはするものの…何処の誰がくれたかも判らない食べ物を口にするには、抵抗があるようで。
じっと不安げに、手の中の飴と睨めっこをしていた。
「んぇ?美味いッスよ、コレ。」
オレはと言うと、女の子が更に告げた通り…青い方を取り出して。先輩の静止も聞かず、その飴玉を口の中へと放り込んでいた。
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