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「保、コレ…芝崎から貰ったんだけどよ。」 「わ~可愛い!…すっごく美味しいね、この飴。上原君も食べなよ~。」 手渡された飴をとりあえず口にする上原。 すると先に飴を食べた保が、見る見るうちに… 「あれ?なんか違和感が…」 …と思ったけど、少し髪が伸びた程度で大した変化が見られなかった保。 ところが───── 「えっ、上原く────」 そんな彼の前で小さくなったのは、まさかの上原の方…であり… 「げっ…間違えた…」 芝崎に言われた事をすっかり忘れ、青い飴玉… つまりは年を取る方を保が。 そして赤い飴玉────すなわち、若返る方を上原が食べてしまい… 「かっ…可愛い!!」 「うおっ…!!」 保が27歳、上原が8歳児に… 変身してしまったようである。 「写真…ううん、むしろ動画をっ────」 携帯電話を構え、ウキウキとシャッターを切りまくる保。 「待てっ保!お前が、こっちの赤いのをだな…」 いつもの勇ましさもどこえやら。幼い顔をツンと強ばらせても。今の上原では、なんの威力も発揮されなかった。 「は~い、あっくん笑って笑って~!撮りまちゅよ~?」 「保ッ…!!!」 おしまい♥️

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