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side.Akihito 「保…」 「ぁ…なっ、に…」 意図的に、甘ったるくした声で名を口ずさみながら、保の身体を抱き寄せる。 恥じらいながらもされるがまま、何も知らない保は素直に俺の上へと乗っかってきたんだが…。 細腰に手を回し、ぴったりと保の下半身に俺のソコを密着させると…。漸く理解したとばかりに、保は小さな呻き声を漏らした。 「どうしてくれんだよ、コレ…」 「ひゃ…ぁ、ッ……」 お前の所為だからな? …目を細め、からかうよう下から上目遣いに覗き込む。 その間にも、俺は休まず保の尻に手を這わせて。 グイグイと俺の頂を誇示するように。イヤらしい手付きで以て、コイツの尻を揉みしだいてやった。 「やっ、め…」 耐えきれず悲鳴を上げる保。 いつまで経っても変わらず初々しいその様は… 何度となく魅せられたところで、ちっとも飽がこねぇ。 寧ろ逆に、すげぇクんだけど… 「病人だってのに、こんなされちまったらよ。お前だって同じ男だ、解んだろ…?」 敢えて触れるギリギリんトコのキスに留め、揺れる瞳を無情にも捕獲する。 こうなると保は、俺が何をシても敏感になっちまうから。 既に体調の事など何処へやら。 俺はその魅力的な様を、じっくり堪能する事にした。 「でもっ……んああッ…!」 言い訳しようとする保を遮り、ゴリッと硬くなった自身を擦りつける。 触れ合う場所はまさに保の股座(またぐら)部分で。 刺激を与えるため片手で保の尻を掴み、軽く揺さぶってやれば…保のソコも、応えて脈を打ち始めた。 ホント、正直だよなぁ……コイツのカラダは。 「ダメだ、よっ…」 風邪引いてるのに…と、泣きっ面で俺から離れようとする保。 だが、この俺が黙って頷くようなタマじゃねぇってコトは… 「ココおっ勃てておいて、今更何言ってんだよ…」 お前が一番、解ってるハズだぜ…保? 「ッ…ぁ……」 身を起こした保の腕を強引に掴んで、引き戻す。 その弾みで保の勃起したムスコが俺の腰骨にぶつかり、摩擦を生んで。 想定外の刺激に悲鳴を上げた保は…力無く俺の胸へと雪崩れ込んできた。

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