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⑭
side.Akihito
「ホントに…あつい、ねっ…」
触れ合う肌も、中に繋げたモノも全部。
俺の熱が、コイツにも移ってんじゃねぇかってくらい、そこまで温度差を感じなかったが…。
ソレがいつも以上に、熱い事だけは確かだった。
「こんな、コトしてっ…へーき、なの…?」
ふやけた瞳を擡げ、心配そうに問う保に。
俺はヤラシイ笑みを浮かべ答える。
「いまさら俺が、止められると思うか…?」
我ながらスゲェ悪い顔してるんだろうけど。
それを言ったらコイツだって…
「…思わない、よ……」
よっぽどタチが悪いんだよなぁ。
んな色っぽい目でこっち見やがって。
つうか無自覚な分、俺よかヤバくねぇか?
「だろ…?それに…お前が気持ちヨくしてくれるって、言ったんだからな?」
俺が大人しく寝てるだけだとか、性に合わねぇけどよ。珍しくも保から、ご奉仕してくれんのかって考えたら…悪い気はしない。
…寧ろこんなオイシイ状況なら、大歓迎だと思う。
「ん、頑張る。だから上原君は、絶対に動いちゃダメ…だからね?」
言うや否や、ゆるりと上体を起こしていく保。
そうしてどちらとなく手を伸ばし、両の指を絡めて…俺が支えるようぎゅっと繋ぎ留めたなら。
「うごく、ねっ…」
一度目を伏せ、深く息を吐き出した保は。
ギシリとベッドを軋ませながら、自身の腰を揺さぶり始めた。
「あっ、んん…!はあっ…ぁ…」
自ら主導で動く事なんて、まず無いから。
保の動きは、かなりぎこちない気もすっけども。
保がゆらゆらと腰を振り出した途端、ソコから少しずつ、心地良い快感が生まれる。
「スゲェ眺めだな…」
ベッドに背を預け、保に全てを託した俺は。
これ見よがしにその行為を傍観する。
下から仰ぐ保は、かなり扇状的な姿で。
娼婦の如く腰を振る様は、なんとも妖しい光を放ち乱れてる。
そんな艶めかしい保の様を、俺は舌なめずりしながら。余すことなくじっくりと堪能していた。
埋め込んだナニも、程よく締まった保の尻ん中で扱かれ、イイ具合だし。ホント保とはこっちの相性からして、最高なんだよなぁ…。
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