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side.Akihito 「ふぁっ…そん、な…みちゃ、ダめっ…」 恥ずかしげに、真っ赤な顔して訴えながらも。 保の動きは止まる事なく、淫らに継続される。 ウブなクセに、エロい事は好きだかんなぁ…コイツの身体は。 「その割に自分で尻振って、ヨガってんのな…」 「んんっ…ちが、うもっ、ん…」 こうなると風邪とかマジどうでもいいって思える。それぐらい保は俺の心を惹き付け、惑わせるんだ。 セックスの合間にだけ魅せる本性がまさにソレ。 無垢そうにしながら、内でこんな淫乱な本性を隠してたなんてよ… ソレを俺だけが知ってる、俺だけに晒してる。 その事実が、俺の中の獣な部分を挑発してならねぇ…。 コイツの存在は、ただこうしているだけで… 充分、罪深いんだからな。 「違わねぇだろ…んなヨさそうな顔しやがって。ココなんかもう、グショグショじゃねぇかよ…?」 「ひっ…あアッ…!!」 あくまで自身の淫らさには否定的な保。 そういう態度されっとさ。 俺がトコトン虐めたくなる性分だって、知ってんだろうがよ…。 保があんまし可愛い反応ばっかするもんだから。 お仕置きと題して、コイツの勃起したモノを指で軽く弾いてやる。 テラテラとだらしなく蜜を垂れ流すソレは、保が動く度にプルンと怪しく上下に跳ねて。 触れてやると、更に先走りを溢れさせ俺の腹をねっとりと無遠慮に汚していった。 手ですっぽり包み、柔く弄べば小振りなりに保のソレは大きく脈を打って。硬さを増し歓喜するみてぇに…全身を小刻みに震わせ、泣き喘いだ。 「前おっ勃てて、ケツに俺のをぶち込んで感じてよ…」 ヤラシイカラダだな…と囁きながら、手の中の雄を締め上げる。それでも保は、イヤイヤと泣きながら否定して。余計に俺を煽っちまうんだ。 「答えろよ、保…。ヨ過ぎて堪んねぇんだろ?」 尻たぶを支える手で、結合する穴を拡張させ揉みしだく。 ついでに前も微妙な加減で愛撫してやり、前後同時に押し寄せる波に背を反らした保は。耐えきれず悲鳴を上げ、零れる涙とだらしなく口端を伝う唾液や汗に塗れ、汚れていった。 その過程がホント犯罪級にエロくて可愛くて。 俺を見下ろす濡れた目とかも、マジで下半身にクんだよな…。 「あ、ひゃッ…ソコ、はなし、てっ…!」 性器を擦られ、自身の動きを止めてしまった保は。 抗おうとするも、透かさず俺が前を締め付けたもんだから。あっけなく崩れ落ちる。 それでもどこかで俺を気遣っているのか、寸でのところでベッドに手をついて。 俺に掛かる負担を最小限に留めようと、なけなしの理性で懸命に踏ん張っていた。 そんな気遣いが、無性に愛おしくて思え。 少しだけ、前を握る力を緩めてやる。 俺を見やる保の目は、すぐ傍にあって。 ふっと笑いかけると、それは自然と近付いてきた。

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