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⑰
side.Akihito
「命令しろよ、保…お前だって気持ち良くなりてぇだろ?」
俺にどうされたいのか、はっきりとその口で。
台詞の内容とは裏腹に、なんとも矛盾な口調で以て言い放つ、と…
「ッ…お、お願、い……」
もっと激しく、僕をイかせて…
理性を捨て、漸く求めてきた保に。
俺はふわりと微笑んで、滾る熱を解き放った。
「アッ…あアァ!!」
保の律動とは比較にならねぇくらい、
ガツガツと下から自身の雄を突き立てる。
上に跨る保は、好いように揺さぶられて。
だらしなく開けた口から悩ましい奇声を発し…
その瞳に確かな恍惚の色を、宿らせていった。
「は…堪んねぇだろ、保…」
「やッ…壊れちゃうか、らっ…」
言葉通り、見る間に壊れていく保は。
羞恥に駆られる余裕すら無く。
ただ俺が与える快感に酔いしれ、喘ぐ。
その豹変する様に促されて。
俺の雄は止まる事なく、保の内側を犯し続けた。
「だっ…め…っ…も、やめてぇ…」
「無理だっての…お前だって感じまくってるクセに。ヨ過ぎて前も後ろも、グチャグチャじゃねぇか…」
揺れる保の勃起したモノは、まるで射精したんじゃねぇかってくらい、涎を垂らしている。
俺を取り込んでる腹ん中もそう。
離さないとばかりに熱くトロけた肉壁で、俺の雄をキツく締め付けてきやがるし。
前同様、しっかりとふやけたソコは俺の先走りと粘液でブクブクと泡立ち…。結合部分からなんとも卑猥な音を、生み出していった。
「ホラ、保もちゃんと動けよ…」
「んぅ…あっ、あっ…!」
下から煽るよう突きまくれば、保はガキみてぇに泣きじゃくる。
んな反応すりゃ俺が余計燃えるんだって、
いい加減身体で覚えただろうに…
こうして何度となく身体を重ねても、
保は変わらず俺を楽しませてくれっから。
飽きるどころか俺はコイツに。どんどんハマってっちまうんだ。
「はッ…しょうがねぇ、な…」
俺の上でヤられっ放しの保を支えながら、腹筋だけで起き上がる。
そのまま反動を使い、保の方へと雪崩れ込んで。
俺は互いの位置を逆転させた。
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