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エール1-7
「あ」
目が合った千秋がじっと密紀を見つめる。
やばい、めちゃくちゃかっこいい!
恐ろしく整った顔が、切れ長の薄茶の目が、自分を真っ直ぐ見つめている。密紀の心音はどんどん高まって、自分でも顔が赤くなっていくのがわかる。
どうしよう、何かじっと見られている、恥ずかしい!
でもこんな間近で千秋善を見られる機会なんてもうきっと二度と無い。もったいないからもっと見ていたい…。ともすれば恋する乙女のようにぽーっとなってしまいそうな自分に、密紀はやっと再起動した頭で叱咤する。
自分が用もないのに団議室の前に来たせいでぶつかって、千秋に迷惑をかけたのだ、悪いのは千秋じゃない、もっとちゃんと謝らなければ…。密紀がそう思った時、千秋がガッと密紀の両肩に手を置いた。
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