真剣にそう尋ねる千秋が、密紀も男だということをちゃんと尊重してくれているのだと分かって、密紀は胸がギュッとなった。 　さっき達したばかりなのに、お互いにまた固くなろうとする証が、どれだけお互いを求めているのかを表している。 「千秋先輩…」 　愛しくてたまらない。こんな感情が自分の中に芽生えるなんて知らなかった。 「される側なのが嫌とか考えてなかった、です」 　密紀は千秋の首に腕を回すと、自分の秘部がさっきからヒクついていることを千秋の指に伝えるように身体を寄せた。 「密紀…」 「千秋先輩が、俺にそうしたいと思ってくれることが…ただ嬉しい…です」 　本当に、それだけ。 　千秋がしたいのならば、きっと自分もそれを欲する。それが、自分の本能になる。 「…してもいい、じゃないです」 　密紀が恥ずかしそうに千秋に口付けた。 「して欲しい、です」 　その言葉に、千秋も唇で返した。そして、密紀の秘部に、ゆっくりと指を押し入れた。