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和樹×透 3-6
「ほら、ちょっと触っただけでもビクビクして……もっと触って欲しそうに誘ってくる。ね、分かる?」
「はっ、ぅ……っ」
そのまま指先が竿を伝うようにして根元へ降りていき、陰嚢に触れるとやんわりと揉みしだいてきた。
「あ、あっ……だめ……っ」
「ふーん……駄目なんだ? 仕方ないな。じゃあ、やめちゃおっかなぁ」
「えっ……ぁ」
パッと手が離され、物足りなさに切ない吐息が零れる。
「ここ、壁薄そうだし……。修学旅行中だもんな。俺もさ、本当は今すぐにでも抱きたいって思ってるけど、流石になぁ……」
「う……っ」
確かに、この部屋の壁の厚さはたかが知れてるだろう。隣には同僚の部屋があるし、いつ誰が訪ねて来るかも分からない。
「マッスーだって困るでしょ? バレたらまずいし」
本当にコイツはいい性格していると思う。散々焦らして煽って、こんな恥ずかしい格好迄させておいて、肝心な所はお預けだなんて。
まるで生殺しのような状態なのに、それでもやっぱり憎めないのは結局、惚れた弱味というやつだろうか。
「くそ……、なんで俺ばっかり」
「……本当にマッスーばっかり我慢してると思ってんの?」
和樹は呆れた様に溜息を吐き出すと、透の手を取り自分の股間へと導いた。
限界まで張り詰めたソコは服の上からだというのに火傷しそうに熱い。
和樹のそれは、いつもよりもずっと大きく感じられた。ドクンドクンと脈打つ音が伝わってくるようで、ドキドキする。
つい視線がソコに釘付けになってしまい、目が離せない。和樹はそんな透の様子を見て満足げに笑うと、耳元に唇を寄せ囁く。
「俺だってすっげぇギリギリの理性で堪えてんのにさぁ、ちょいちょい可愛い事してくれるんだもんな。これで襲うなっていう方が無茶だって」
言いながら、和樹は片手で器用にベルトを外すとズボンの前を寛げた。
途端に姿を現した猛々しいそれに、ごくりと喉が鳴る。
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