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和樹×透 3-7

「はは、ガン見かよ。そんなに欲しいんだ?」 「っ、ち、ちが……そう言うわけじゃ……」 「違うの? じゃあいらない? 俺のコレ」 和樹はわざとらしく、ぐいっと腰を押し当てて、存在を主張した。ゴリッと硬い感触が内腿に当たる。 「俺はこのままマッスーの太腿でもいいけど? すっげぇ柔らかいし気持ちいし」 和樹は悪戯っぽく笑いながら、透の足の付け根を撫で、挿入を思わせるような動きで腰を動かし始めた。 それが堪らなくエロティックで、下半身がズシリと重くなる。 和樹のモノを擦り付けられているだけだと言うのに、それだけでゾクッとした快感が生まれてくる。 「は、ぁ……っ」 「ほら、素直に言っちゃいなよ。『和樹のおっきいの挿れて』って」 「っ、そ、そんな事言える訳ないだろっ」 恥かしくて絶対に言えない台詞に顔を真っ赤にして首を振れば、和樹は意地の悪い笑みを浮かべて透の両足を掴むと左右に割り開いた。 「言えないんだ? こっちは直ぐにでも入っちゃいそうなのに」 慌てて股を閉じようとしたけれどそれよりも早く窄みに熱い塊が押し当てられて、身体が硬直した。 「っ、ひ……っ」 「ほら、欲しいんでしょ? こんな風にさ」 和樹はそう言うと、亀頭をヌルリと蕾に押し込んだ。 「ぁ、ん、あっ……」 「入口だけじゃ足りないよね? 奥まで欲しいでしょ?」 和樹はそう言って腰を揺らめかせると何度も窄まりに先端だけを擦り付け、焦らすように抜き差しを繰り返した。

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