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アキラ×拓海 2-2
すると、アキラがクスリと笑みを零し、ちゅっと音を立てて耳を食んで来た。
「ん、ぁ……っちょ、アキラっダメだって……っ」
慌てて制止の声をかけるが、アキラは止めようとしない。執拗に舌先で耳穴を舐られ、水音がダイレクトに鼓膜を刺激してきて拓海の口から甘い声が零れる。
「だめ、じゃないだろ? 」
「み、耳元でしゃべんなってば」
「どうして? ここ好きじゃん。舐められたり噛まれたりするの好きだろ? 」
「ち、違うし……っ。べ、べつに好きじゃな……」
「嘘つけ。こうされると気持ち良いんだろう? シャツからいやらしい乳首が勃起してるぞ」
指摘されてじわじわと頬が熱くなる。きっと今鏡で見たら顔も真っ赤になっているに違いない。恥ずかしくなって隠そうとしたけれど、その前にアキラの両手が服の中に侵入して来た為阻まれてしまった。
脇腹をするりと撫でられて反射的にピクリと腰が跳ねる。
「ん……っ」
「ほーら、乳首もビンビンに硬くなってるし」
「あ、っや、もぅ……っアキラ、だめ……」
首筋に舌を這わせながら、胸元の縁をなぞるように撫でられて思わず声が上ずってしまう。
「駄目って何に対して言ってるんだ? ほら、触って欲しくて仕方がないんだろう?」
乳輪をクルクル撫でられて、先端がじくじくと疼いて堪らない。触って欲しいと言わんばかりにピンと尖っているのは自分でもわかっていた。しかしどうしても素直になれなくて拓海はフルフルとかぶりを振る。
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