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アキラ×拓海 4-2
「っ、は……ぁん……っ」
すっかり性感帯になってしまった乳首を弄ばれて、拓海は無意識のうちにもっと触って欲しいとばかりに背中を反らせる。すると、それを待っていたかのようにアキラは両方の乳首を同時に捻ってきた。
「ひゃっ、ぁ……んんッ」
突然の強い快感に目を見開いて喘ぐと、アキラが喉奥で笑う声がした。
「いやらしいな。俺のチンコに尻を押し付けて来てくねらせるなんて。そんなに欲しい?」
「っ、ちが……っ」
「違う? じゃあ、これは何だ?」
アキラはそう言うと、拓海の腰を引き寄せてぴたりと身体を密着させてきた。
「ぁ……っ」
尻の割れ目に硬いモノが押し当てられ、それがアキラの陰茎だとわかると、拓海はカッと顔を赤らめて俯いた。
「ハル、顔見せて」
「い、嫌だ……」
「どうして?」
「っ、恥ずかしいからに決まってるだろ」
後ろから抱かれているのでアキラの顔は見えないけど、きっと意地悪そうな顔をして笑っているに違いない。それを考えるだけで羞恥心が爆発しそうだ。しかし、アキラの手の動きは止まらず執拗に乳首を攻め立ててくる。コリコリした先端を指の腹で捏ね繰り回し押し付けた熱い塊を布越しに擦りつけながら、もう片方の手で太腿の内側をねっとりと撫でまわして来る。
それだけでも堪らないのに、アキラは執拗に胸を弄りながら耳たぶを甘噛みしてきた。
熱く湿った吐息を孕んだ舌が耳の中に侵入してきて、ぬちゃりと淫猥な水音を響かせながら抜き挿しされると、まるで脳まで犯されているような感覚に陥ってしまう。
耳が弱い事を熟知していて、わざとらしく舐め上げながら、アキラは低く囁く。
―――愛してる、ハル。
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