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アキラ×拓海 4-3

そんな事言われたらもう駄目だった。散々期待させて熱を持て余し、身体の奥底から沸き起こる熱に抗えず、拓海はアキラの方に向き直ると恐る恐る手を伸ばしてアキラの硬く滾ったソレに触れた。既に下着を押し上げて腹に付きそうなほど勃起しているドクンドクンと脈打つ熱の塊を撫で、拓海はごくっと唾を飲み込むと、アキラのパンツに手をかけて、そっと下ろした。 途端に飛び出して来たペニスに一瞬怯むが、そのまま手を添えて優しく握り込んだ。 「……ッ、ハル?」 声に驚きが含まれるのがわかった。だけど止められない。拓海は躊躇いがちにアキラの亀頭を撫でると親指の腹で尿道口をグリっと刺激する。溢れ出た先走りが絡みつきヌルついた感触が妙に生々しく感じた。そのまま上下に扱けばくちゅっと濡れた音が響く。 「っ、は……っ」 アキラが色っぽい吐息を吐き出し、眉根を寄せた。 いつも自分を組み敷いて余裕たっぷりな表情を浮かべているアキラが見せる切羽詰まったような表情。 そうさせているのが自分だと思うと堪らない興奮を覚えた。 「アキラ……可愛い」 思わず口から出た言葉にアキラは一瞬目を丸くしたが、すぐにフッと微笑んで拓海の後頭部に手を添えたかと思うとそのままグッと顔を引き寄せられた。 「んぅ……っ」 唇が重なり、舌が侵入してくる。肉厚なアキラの舌に口内を蹂躙され、呼吸さえも奪われるような激しい口付けに頭がぼうっと霞んでくる。 驚いて思わず止めてしまった手にアキラの大きな手が重なり、拓海の手を掴んで自分のものを扱いていて、熱くて太い楔のようなそれはドクドクと激しく脈打ちながら硬度を増していった。 凄く、熱くて硬い……。この猛々しい雄の象徴が自分の中に入って来るのかと考えるだけでどうしようもなく下腹部がきゅんっと甘く疼いてしまう。

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