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アキラ×拓海 4日目 夜 8
「……っクソッ、煽ったのはハルだからな。後で文句言うなよ!」
アキラは舌打ちすると乱暴に服を脱ぎ捨てて拓海の両膝を抱えるようにして持ち上げると、切なげにひくつく蕾に先端をあてがい、グッと押し込んだ。
「んぁ! あ、……っ」
ズブズブと飲み込まれていく感覚に、目の前がチカチカして、頭の中で何かが弾ける。
約5日、待ち望んでいた質量に、身体中が歓喜に打ち震えて止まらない。
「ハルの中、凄い熱い……。それに締め付けてくる……」
「や……っ恥ずかしいから言うなってば、馬鹿……っ」
奥まで挿入し、抱きしめるようにして密着してきたアキラの胸に顔を押し付けると、ドクンドクンと激しく脈打つ心臓の音が聞こえる。
それがまた愛おしくて、拓海はアキラの背中に腕を回すとギュウと抱きついた。
「はぁ……。やばいな……。まだ挿れただけなのに、俺、イキそう……」
「んっ、は……ぁ……オレも……も、無理……ぃ」
体内に感じるアキラの熱が、いつもよりずっと熱く感じて、それだけで達してしまいそうになり堪らず締め付けてしまう。
すると、アキラの形がはっきりと分かってしまい、その大きさと硬さに思わず息を飲んだ。
だが、はやく動いて欲しいのに今日に限ってアキラは拓海を抱きしめたままジッと動かない。
「ん、んんっ、アキラぁ……も、動けって……」
「もう少しだけ……。久しぶりだし、ちゃんとお前の事を感じたい」
「うう……」
そんな風に言われたら、何も言えなくなってしまう。恥ずかしいけれど、嬉しい。
だけど、この状態で動きを止められたままなのは非常に辛い。
ふと目が合って、引き合うみたいに顔を寄せ合い唇を重ねた。
何度も啄むようなキスを繰り返して、それから徐々に深いものに変わっていく。
お互いの口内に侵入させて絡め合った舌が、蕩けてしまいそうな程に甘い。
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