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瀬名×理人 1-5
「下もですよ、全部」
「っ、てめっ……調子に乗ってんじゃねぇぞ」
ただでさえ舐めるような視線が恥かしくて仕方がないのに、一体どういうつもりだとばかりに睨み付けれるが、暖簾に腕押し。全く効果が無い。
瀬名は表情を崩して愉しそうに笑いながら、ジッとその姿を眺めていた。
理人は小さく息を吐いてズボンのベルトを外すと、チャックを下ろした。そして下着ごと一気に膝まで引き下ろす。
露わになった下半身は既にしっとりと濡れており、てらてらと怪しく光っていた。
「まだ触ってないのに……いやらしいな」
「五月蠅い! 黙れ」
羞恥でカッと身体中が熱くなる感覚を覚えベッドに突っ伏して枕に顔を埋めれば、クックックっと短い忍び笑いが耳に響く。
「ほんっと理人さんといると飽きないな……」
言いながら肩口に熱い唇が触れ、首筋や背中にちゅっちゅっと軽い口づけを繰り返す瀬名の息遣いがくすぐったい。
「っ、……ふ、ぁ……ッ」
「相変わらず敏感だな」
「うっ、うるせ……ん、ぁっ」
瀬名の指先が背中を辿り腰を撫でながらゆっくりと下がっていき、尻臀を揉み込む。
その手の動きにビクビクと反応して身体を跳ねさせれば、瀬名は満足そうに目を細め、口元に弧を描いた。
「っ、くそ……触んなっ」
「それは無理なお願いですね。理人さんのここ、触って欲しそうにヒクついてますよ?」
「クッ、言うなクソがっ」
理人の悪態を涼しい顔をした瀬名は無視し、ゆっくりと割れ目に指を這わせていく。縁をそっと撫でられてどうしようもなく腰が揺れてしまう。
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