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瀬名×理人 2日目

「ん……っ、は……っ」 すぐ隣で聞こえて来る瀬名の寝息に耳を欹てながら、どうしても洩れるくぐもった声を必死に押し殺す。 2日目の今日はキスだけだと宣言され、散々体中に触れるだけのキスをされた。 そのせいで体はずっと疼いたままで、理人はなかなか眠りにつく事が出来ないでいる。 しかも、自分はソファで寝ようと思ったのに、それが気に入らなかったのか瀬名まで起き上がってきて理人の腕を引きベッドに引きずり込み、後ろから抱きしめる形で拘束されてしまった。 触れるだけのキスなんて、そんなの生殺しも良いところ。 背中や腰、更には足の先にまで触れるだけのキスをされて恥ずかしくて仕方が無いのに、それ以上はしてくれなくて……。 敏感な部分には一度も触れないまま、何度触って欲しいと口走りそうになった事か。 もじもじと内腿を擦り合わせている理人に気付くなり瀬名は苦笑して「もう寝ましょうか」と言い出し、結局それ以上の行為は行われなかった。 背中に感じる体温が妙に落ちつかなくてモヤモヤしているうちに、背後からは規則的な寝息が聞こえてきて理人はチッと盛大に舌打ちを鳴らす。 昨日も今日も中途半端に弄ばれただけで放置され、欲求ばかりが膨れ上がっていく。駄目だとはわかっていても自然と手は下着の中に伸びていき、指先で後孔を撫でた。 「くそ……っ」 少しだけならバレないんじゃないか? という悪魔の囁きに負けて、理人は恐る恐る人差し指を差し入れて行く。ゆっくり息をしながら奥へ進めば思ったよりもすんなり入っていき、思わず息が詰まった。

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