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第7話
「母上、また来ます」
朝、目が覚めると背中に温もりを感じ
驚いて振り向くとすでに目を覚ましていた陛下が昨日のように腹を撫でていた
穏やかな表情の陛下に言葉が出ず
しばらく黙って腹を撫でられているとエリオも目を覚まし、ようやくベッドから降りた
昨日の涙で少し腫れぼったいエリオの目にキスを落としてやり、身支度を済ませてまた三人で朝食を摂る
意外なことにエリオは昨日のように甘えることなく食事を終え、別れ際も素直に帰っていった
あまりにあっさりしていて僕の方が寂しくなったくらいだ
陛下とエリオが帰られるのを見送り、屋敷に戻る
またいつも通りの一日が始まるのだ
赤ん坊の服を縫い、エリオと会える日をただただ待つ代わり映えのない日々を
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