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第19話

「っ、陛下、あの、まだお相手することは難しく、」 「知っている。横で眠るだけだ。子どもが居らず寂しいのだろう」 「え、」 寝台に寝かされ、ガウンを脱いだ陛下も僕の隣に寝転んだ いつかの様に背中から抱き寄せられ、腹を撫でさすられる 「まだわからんな」 「あ、え、はい。あと三月程経たないと」 「そうか」 言うなり陛下に体の向きを変えられる 陛下と向き合うように抱きしめられ、初めての体制に恥ずかしさを感じた 俯く僕の顎に手が触れ、上を向かされると同時に唇に温かいものが触れる 押し付けられては離れ、離れては押し付けられる 何度も繰り返しているうちに唇を舐められた 何度も何度も唇の合わせを舐められ、静かに口を開く ぬるりと口の中に入ってくるもの 僕の口の中を舐めまわし、苦しさから逃げようとするともっと奥まで探られる 苦しくて苦しくてどうしようもなくなって陛下の衣服を握りしめるとようやく唇が離れていった その後は深い口づけはされなかったが、眠るまで何度も唇を重ねられ僕もそれを受け入れた

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