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第11話 ご褒美タイム

 気が付くと、見知らぬ小さな部屋に居た。ロッカーが何個か設置してあり、ベンチが2つ置いてある。佐野はそのベンチに俺を横たわらせた。 「ここ……どこ?」  こんな小部屋がこの学校にあったのを知らなかった。微かな汗のにおいと、ほこりっぽさがある。 「もう使われてない部室。今日は体育祭準備の日だから、どこも部活ないでしょ。ここなら声出しても大丈夫」  佐野は言いながら、俺のベルトを解き、スラックスを脱がせた。 「うわぁ、すごいね。ビクビク動いて、我慢汁もパンツから染み出してる」  佐野はパンツの上から屹立を撫で、口付けをした。 「ひゃっ!あぁ、んっ」 「すごく敏感になってるね。学級会の最中、ずっと我慢してたもんね」  佐野は俺の顔を撫で、唇を舐め取るようにキスをした。互いの唾液が混じり合い、2人同時に欲望が高まっていくのを感じる。 「さ、佐野くんっ…も、もう限界、だからっ…バイブ…取り、たい…」 「委員長はせっかちだなあ」  佐野は顔を綻ばせながら、先ほど取ったベルトを手に取り、俺の手首を結んでベンチのパイプに縛り付けた。 「えっ!な、何してるの?!ベルト、取って!」 「委員長、バイブ我慢して偉かったけど、俺に皆が嫌がる競技押し付けたでしょ」 「そっ、それは……佐野くんの友人も、推薦してたじゃないかっ……」 「俺は嫌だったの。でも委員長が困ってそうだったから仕方なくOKした。だからあとでご褒美あげるけど、俺の言うことも聞いて貰わないと。俺もご褒美欲しい」 「ご、ご褒美……?」 「委員長のエロい姿、いっぱい見たい」 (エロい姿?いっぱいということは、バイブはこのままということか…?) 「やっ!やめ、ちょっ…やだぁ、み、見ない、でぇ…」  佐野は、露わになった俺の両足を左右に広げ、今にも破裂しそうな屹立をじっと見つめた。その後、溢れ出た蜜を舐め取り始めた。 「あっあぁ、やっ…」 「…委員長、かわいい。汗も我慢汁も、甘くておいしい…」  ——ジュッ、ジュッ、ジュルッ、ジュッ、ジュッ、ジュッ、ジュル、ジュッ 「ひゃっあっあん! も、もぅっ、イクっ…イカせてぇ…」  迫り上がってくる何かを、尿道バイブがせき止める。その何かを内に閉じ込めたまま、ふっと瞬間的に意識が飛ぶ。  何も考えることができない。ただ定期的に押し寄せる熱さを内に押し込め、高まる気持ち良さを全身で感じる。何度も、何度も。  佐野がふと、ポケットからリモコンを取り出して操作する。 「これ、一番強くするとどうなるのかな」 「えっ、こ、これ以上、強くされたら、も、もうっ耐えられ…ひゃぁんっ!」  屹立が、前後左右に大きく揺れ始めた。数秒おきに絶頂が襲いかかって来る。 「いやっ、やめ、てぇぇぇっあん!気持ち、良すぎてっ、もうっ、もう、おかしく、なっ…」  もう尿道バイブを取って、一気に果てたい。それなのに両手は縛り上げられ、佐野にされるがままの状態だ。  屹立の先端から、止めどなく溢れる蜜を佐野に何度も舐め取られ、気持ち良さに自然と腰が浮いてしまう。 「バイ、ブ…取ってぇ、も、もう…ほんっとに…げんか、い…」  佐野は、その浮いた腰を持ち上げ、後ろの窄まりに指を挿入してきた。  ——ジュグッ、ジュグッ、ジュグッ、ジュグッ、ジュグッ、ジュグッ、ジュグッ、ジュグッ、ジュグッ、ジュグッ 「ぁっあぁぁっあ、く、くるっしっ…」  腰を持ち上げられているので、真上に自身の屹立と、佐野の指が入った自身の窄まりが見える。屹立は白濁の汁をポタポタと落とし、窄まりは佐野の中指と薬指を根元まで咥えて、唾液ような液体を垂れ流している。 「委員長の後ろ、すごい…俺の指咥えて離さないよ」  佐野はさらに人差し指も挿入し、指を広げて窄まりの中を覗いている。 「やめっ…な、中…そんなに、見ない、でぇぇ…」 「最高の眺め…」  佐野の指が動く度に、窄まりのヒダが波打つのが見える。佐野はさらに激しく腕を動かし、卑猥な音を部室全体に響き渡らせた。  ——グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ、グジュッ 「ひゃっぁぁぁあ、やめ、い、イクッ…!」  佐野が指を抜くのと同時に、窄まりから勢い良く水滴が飛び散った。 「委員長エロすぎ…後ろから潮吹きしてる…」 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…も、もう、無理……」 「…委員長、入れたい。良い…?」 「は、はやく…入れ、てっあんっ!」  佐野の高まりが一気に内側に入ってきた。  内壁全体を引っ掻くように、佐野の高まりは上下左右に動きながら、何度も入って来る。身体全体を揺さぶられる度に、脳がとろけそうなほどの快感が襲って来た。  パン、パンと、佐野が全身で打ち付けてくる欲望は、受け止めきれないほど熱い。自身の屹立は腹に張り付くように押っ立ち、限界だと叫んでいるように見える。 「…もう、イっていいよっ」  佐野はそう言うと、尿道バイブのロックを外し、一気に引き抜いた。次の瞬間、白い飛沫が盛大に上がり、俺は昇天した。その直後に佐野の動きも速くなり、果てたようだった。 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…俺、委員長のこと、誰にも渡したくない…」  佐野が何か話しながら、両手を縛っていたベルトを解いている。だがその話している内容は、あまりの気持ち良さに頭に入ってこない。 「本当は学級会も、委員長のそそる顔を見たら、すぐに連れ去りたくなってた」 「…あんな顔、もう誰にも見せて欲しくない。でも委員長は変態だからなあ…皆に見られて興奮してたでしょ?」  佐野の声が心地よくて、身体も軽く最高の気分だ。このまま眠ってしまいたい—— 「…委員長、寝てる。かわいい…」  佐野の大きな手が、俺の顔を撫でている。大きな安心感に包まれ、そのまま夢の中に入っていった。

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