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第44話 岸谷※
「や、や、やぁぁ、ああんんん、はぁ」
ぐちぐちとローションを玖月の後ろに塗りたくり、指を一本ずつ入れていった。今はもう三本入っている。ローションを塗ることで、穴が解れるようで柔らかくなっている。
玖月の悶える姿を見ると、堪え性のない岸谷の下半身からは、ダラダラと先走りが流れ出て、玖月の腹の上にタラタラと落とし始めた。先走りが流れて落ちるたびに、玖月の身体がビクビクと動き、後ろもキュッと締め上げている。
空いてる手で岸谷は自分のペニスにもローションを塗り付け、ジュッジュッと扱き上げている。玖月はその姿を見て釘付けになっているようだ。
「ヤバイ…玖月、見えるか?俺の、こんなになってる。これ、入れてもいいのか?」
玖月に見せるようにペニスを扱き上げ、グイグイと太ももになすりつけ、押しつけた。玖月の太ももから足の付け根まで、岸谷の先走りがダラダラと流れている。
「やぁんっ、優佑…さん、して欲しい、んんっ、はあ、ああ、んん」
「ちょっと待ってろな…あれ?あっ、やべっ、開かない。滑る…」
玖月の後ろに三本入れていた指を引き抜き、急いでコンドームのパッケージを開けようとするも、ビニールカバーがつるつると滑り、なかなか開けられない。岸谷の手はローションでドロドロになっているから尚更だった。
「優佑さん…ゴム付けないでしちゃダメ?そのままで入れて欲しい」
「うおぉあ!ダメだ!このまま入れたら、俺、中で出しちゃうから」
玖月の言葉に、びくんとペニスが動いた。生で入れていいなんてことがあるのか!
「最初だから…」と、消えそうな声で真っ赤な顔の玖月が岸谷を見上げる。
おねだりだ。
お願いと消え入りそうな声で言う。
「じゃあ、入れるよ?このまま入れるけど、大丈夫?嫌じゃない?」
鼻息荒く、大興奮し喋りながらもグイグイと挿入し始めた。今更、嫌だと言われても止められないけど、と思いながら出来る限り腰をゆっくり進めていく。
入り口からすぐのところに、玖月が好きなポイントがある。それは風呂で後ろをぐちぐちといじっていた時に発見している。
「ここ…だよな?気持ちいい?」
「ひゃああ、、そこ、、気持ちいい…」
玖月に気持ちいいと言われたので、入り口付近で一旦ペニスを抜き差しした。玖月は、はぁはぁと胸を大きく開きながら呼吸をしている。エロい…
その後そのまま更に奥に進めていく。岸谷のペニスがゴリゴリと深く玖月の中に入るたびに、グチュグチュというローションの音が聞こえてくる。
「は、は、はぁ、んんっ、優佑…さん、やぁああ……入った?全部?」
「ん?もうちょっとかな。大丈夫か?」
「んん、んん、だい、じょぶ、」
頑張ってくれている玖月の姿がいじらしい。最初は後ろから挿入する方がいいと、ネットで検索した時に出てきたが、そんな余裕はなく、上から覆いかぶさり、両足を抱えてゆっくりグチグチと腰を進めていった。
「苦しくない?」
「んん、平気…」
「うっ…全部入ったよ。ほら」
ほら、と言い岸谷は腰をグニグニと左右に動かした。
奥まで全部入ってくれた。玖月の中は温かくて、ぴったりと吸い付くようだ。
玖月のペニスも萎えることなく、パンパンに張っている。そこに上からローションを垂らし、岸谷は右手で上下に擦ってあげた。
「やああ、んんっ、ダメ、優佑さん」
「気持ちいい?いきそうになったら、いっていいぞ。ああ…俺も…気持ちいい。なあ、動いてもいい?」
ゆっくり大きく腰を動かすと、玖月の声は岸谷の腰の動きに合わせて出るようになった。
「優佑さん、気持ちいい…すごい、擦られると、…やああん、」
「玖月、締めるなよ、ああ…ダメかも、一回出していい?中で出していいの?」
ゆっくりとした動きなのに、射精感が増してくる。玖月の中があったかくって、ぐにぐにと動くからすぐにいきそうだった。
玖月のペニスを扱き上げる速度と岸谷の腰を振るスピードが上がってくる。
「や、や、ああ、いくっ、」
「ああ…俺も、くっ、はっ、」
玖月がビュルッと腹に精子を出したのを見て興奮してしまい、岸谷もそのまま中にズクッとぶち撒けてしまった。呆気なくいってしまった。
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