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第6話

身体が思うように動かない ムズムズして蜜洞の入り口がヒクついているのがわかる帯を解かれて自由になったばかりの脚をゆっくり動かす 片方の足の指先をもう片方の足の甲に擦り寄せ、太腿を上下に動かすと内壁が擦れ合い淫靡な音を奏でる 「よくなってきたであろう?」 「ん......あ、らいぶ......れも、きぃつい」 汗をかいて張り付いた前髪を変態が取り払ってくれる 「表情に艶が出てきた。いい兆候だ。そのうち、身体全身が性感帯のように敏感になる」 密着した太腿の内側に無理矢理舌を割り入れられてなぞられる 生暖かくぬめりを帯びたソレが、脚の付け根から膝までを何度も往復する 男の吐く息が辛うじて付いているモノに当たる度、ゾクゾクッとした快感がナカから全身に広がる 「あ、あぁんっ......いっ、もっ......やだぁ」 「?......聞こえんな、ナニが嫌なのかはっきり申せ」 この変態は、解っているのだ 僕の身体がこの男の匙加減1つで快楽の従順な虜になることを 敏感になりすぎて、壊れたやも知れぬその身体に鞭打って大声を出す 「......も!犯せよっ!ひうっ......あっ、いっ、とくけど意気地無っ......しな男なんれ願い下げらからっ!小さいノもね!」 「言ってくれるな?」 パサッと布が落ちる音がした 現れたのは、引き締まった身体に赤黒くそそりたつソレ 「優しく、してやろうと思って居ったが作戦変更だな。串刺しにしてやろう」 「はっ!?」 脇に手を入れらたと思ったら、クルッと体勢を逆にされ変態を僕が跨ぐ形になる 熱を持ったモノが入り口に宛がわれて、ヤツの膝頭に手を付いたのは不可抗力 「膝が肩に付くように身体を折り曲げて座り込め。呑み込め、お前のクチで全て」 綺麗な顔から想像していたモノより立派だ 観念して、大きく息を吸って吐き出しながら呑み込んでいく 背中を反らせると、幾らか楽に挿入っていく 「あっ......あっあっ、ん~んっはあぁ~っあっ!挿入って......あ、もうちょっ......あぁっ!」 コツンとオクの入り口に当たる 「あっ、いっぱい......」 お腹を少し押さえながら擦ると、挿入っているのが判る 何かがせり上がって来そうな感覚に本当に串刺しにされたみたいだ 火傷しそうなほど熱かったソレは、僕のナカで僕の温度と混ざり合い、わからなくなった 腰を少し浮かせると粘着質な音を立ててナカに空洞を作ったまま抜けていく 「ん、全て挿入ったな。そのまま、締め付けてみろ」 「......やだっ」 「どうしてだ?」 「だって、僕のナカにコレが挿入ってるだけじゃない。夫なら妻をキモチヨクさせるのが務めでしょ?締め付けるのはそれから!」 随分、傲慢なことを言っている自覚はある 締め付けることなど、お腹に力を入れればできること ただ、悔しかったのだ お香の力といえ予想外のことが多過ぎて 皇子の掌で踊らされているような気がして 負けなのは、解っているのだ 寝室(ここ)に諦めておとなしく来た時点で 「では、どうすればヨイかご教示いただこう。妻殿」 ......ムカつく

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