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第13話
一気に挿入れられて、1度絶頂に達した後にもかかわらず皇子の大きくなったモノが僕のうねるナカを圧し拡げながら出入りするのがわかる
ヘルメット部分が があんなに開いてたもん
「挿入るのか危惧したが......っ」
気にしてたんかい......躊躇しなかったじゃないかっ
腰だけを高く持ち上げられて後ろから突かれる
反り返った先端が普段当たらない背中側を執拗に擦っていく
あ......んふっ、んんっ......んぅっ
シーツに押し付けた顔はさっきから、涙なんかでもうぐちゃぐちゃだ
1番イイところを撫でるように通っていくだけ
もどかしくてしょうがない
ナカは、搾りとるように締め付けるのにソレをすり抜けるように抽挿を繰り返す
「声がくぐもるな......やはり、表向きのほうがイイか」
グチュッグチッズルッ
あぁ、あっんっ!
一気に引き抜かれて仰向きに体勢を変えられる胡座をかいた皇子の膝の上に膝だちで背中に手を回される
クチッと先端が僕の入り口に口づける
気を抜いて腰を落とせば、一気に根本まで呑み込んでしまう体勢
キュッと眉間によったシワ
この状態がもどかしいのだろう
一瞬視界の端がキラッと光った
汗......?
いつも何事もなかったかのように振る舞う態度や顔が気に入らなかった
なのに......汗
今の皇子は、必死そのもの
目には欲情の色が見てとれる
それを必死で抑え込んでいる
しかも、それは自分 次第
何かが
満たされたような気がした
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