「マッ…」 マジかよ。 咲輝ってこんな挑発に乗るやつだったか？ 押し倒して、咲輝が俺を見下ろす。 綺麗な顔。 その綺麗な顔に引き寄せられるかのように、俺は自分から咲輝にキスをした。 咲輝は嫌がることなく、舌を絡めた。 息が出来なくなるくらい、濃厚な。 こうしたかった。 ずっと、咲輝が欲しかったんだ。 咲輝はキスしながら、俺の制服のシャツを捲った。 ひとつひとつボタンを外していく。 そしてキスを止めて、唇を上半身へと移した。 「石鹸の匂いがするな」 そう言って、首すじに吸い付いた。 「朝、シャワー浴びるからっ…」 そして愛しい咲輝の唇が俺の乳首へと位置を変えた。 「は、あっ！」 吸ったり舐めたりを繰り返して。 「あぁっ、ん、咲…輝ぃ、あっ」 「気持ちいいのか？」 「うん、イィ！あっ、あ」 咲輝の前でだけ素直になれる。 そして咲輝は俺のズボンへと手を移動させた。 ベルトを外して、ズボンのボタンを外していく。 自分でも気付かなかったけど、俺のモノは硬くなっていた。 咲輝が俺のモノを取り出す。 咲輝に触れられるだけで、気持ちいい。 咲輝は乳首を吸いながら俺のモノを扱き始めた。 「アァッ！ん、ん…！」 ２ヵ所から快感が溢れる。 「あっ、あぁっ！は、アッ！」 自分のリズムじゃなくて、咲輝のリズムで扱かれる度にビクビクしてしまう。 しばらく扱いてから、咲輝が俺のモノを口に含もうとした。 「待っ、咲輝…嫌、！」 「…嫌か？」 嫌と言えば終わってしまいそうで、 続けて欲しくて、 「嫌…じゃない」 咲輝だけには素直になれる。 咲輝は俺のモノを扱きながら、裏スジを舌で舐め始めた。 尖らせてみたり、たまに先端だけ口に含んで吸ったり。 「アァッ！ん…い、気持ち、い…！あっ、アァッ！アッ！」 ジュブジュブという音が部屋に響き渡る。 「あっ、アァッ！ん、あっ、あぁ！は、」 俺はもう体を仰け反らせて、快感が上限に達しそうになっていた。 「アァッ…！イ、ク…！イッちゃ…アァッ！イク！イクッ、イク！」 そして俺は咲輝の口の中に精液を出した。 余韻が残ってまだドクドクしてる。 それが終わってから咲輝は俺の精液を飲み込んだ。 「バ、カ…飲むかよフツー」 俺は息を切らしながら咲輝を見て言った。 咲輝は少し笑ってた。 「恋人だからな」 でもそれはつまりゲームだからってことで、 嬉しいけど、少し切なかった。 「汗かいてるな。風呂に行ってこい」 「え？続きは…？」 「ここから先は勉強してからだ。男同士の知識がない」 咲輝は俺の頭を撫でて言った。 「あ、そう。じゃシャワーまた浴びてくるわ」 俺はシャワーを浴び終えるまで、心臓のドキドキがおさまらなかった。