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純愛Ⅱ-初夜編-《緋禄side》2
準備万端。
部屋は真っ暗。
お互いもう全裸。
咲輝が俺を押し倒し、キスをする。
いつものキスより激しくて更にドキドキする。
ベッドがギシッときしむ。
しばらくして唇を首筋へ移動させて、キスの往復。
そして耳を舐めながら乳首を弄り始める。
「あっ、ん…」
耳元で咲輝の吐息や耳を舐める音が響いてゾクゾクする。
乳首は指で弄りながら、唇を耳から乳首へと移動させた。
「あっ!んっ…す、吸わない…でっ」
やばい、感じ過ぎてしまう。
というのも1週間目は愛撫だけだったが、毎回2時間ぐらい乳首を攻められて開発されてしまったのだ。
乳首だけでイケてしまうほどに。
「吸わない方がいいのか?」
そう言って咲輝は舌で乳頭を転がす。
「あっ、アァッ!ん…乳首、やぁ…気持ち、いっ」
咲輝は乳首を攻めながら、硬くなった俺のモノを扱く。
そしてその手を俺の秘部へと移動させた。
「もう指がすんなり入るな」
「さっき、バスルームで念入りに準備してきたから」
指3本でいつものように前立腺を掴むように刺激してくる。
―…ああっ、それダメなんだっ
もう俺の体を知り尽くされてるみたいだ。
「まっ、て…もう…俺、イキそ…」
すると咲輝は指を抜き、近くに置いておいた新品のコンドームの箱を手に取った。
「咲輝も硬くなってるの?」
箱の側面に個装されている薄いフィルムを剥がしながら、咲輝がこちらに目線を寄越す。
「緋禄の色気が凄いからな」
少し笑って、箱からコンドームを1つ取り出した。
「咲輝の…口でしようか?」
実はこの1ヶ月、咲輝は俺に硬くなった自身を触らせようとしなかった。
俺だけが毎回イッて、そこで終了して。
だから咲輝のを見るの初めて。
っていっても暗くてよく分かんないけど。
「いや、我慢できそうにない」
そう言われてコンドームに覆われた咲輝のモノが、俺の秘部に押し当てられた。
「そう…いいよ。きて」
「辛かったり、痛かったりしたら言えよ?」
「うん」
咲輝に見下ろされ、正常位でゆっくりと咲輝が入ってきた。
「は…あ、…ぁっ」
「大丈夫か?」
「大、丈夫…」
少しだけ痛い。
そりゃあ指3本と咲輝の比べたら失礼か。
てか、まだ入るのか?
「はぁ…はぁ…まだ、奥じゃないの?」
「緋禄、もう少しだから」
咲輝がゆっくりと押し進めて、それ以上は進めないという感覚が伝わった。
「は、ぁ…全部、入っ…た?」
「あぁ」
「嬉しい」
「少し動くぞ?」
咲輝は俺にキスをしながら、ゆっくりと腰を振った。
「は…んっ」
やっぱなんか変な感じ。
これで最後までイケるのか?
指だけのほうが断然気持ち良い…。
「大丈夫か?」
「うん、大丈夫…」
咲輝が俺の反応を見て心配そうな表情で見下ろす。
そして咲輝は少しだけローションを足して結合している秘部に垂らした。
徐々に腰の動きを早くする。
あ、なんかだんだん良くなってきたかも。
「あっ…、アッ、ん…あっ」
「緋禄、そんなに締め付けるな」
「だ、ってぇ」
咲輝の呼吸も荒くなってきた。
俺で気持ち良くなってくれてるなんて嬉しい。
「緋禄…」
その声で呼ばれるだけでもう俺やばい。
そう思っていると、咲輝は俺のモノを扱き始めた。
「っ!待っ、…アッ、咲輝っ、あんっ、あっ…は、アッ!」
快感が増す。
あぁもうやばい。
俺絶対もうイキそう。
「イ、ク…あっ、アァッ、ん…俺、咲輝ので、イク!」
俺がそう言うと、咲輝は今以上に腰の動きを早くした。
「あっ、イク、ッイク…イク!咲輝、イクッ!」
俺がイッたあと、しばらくして咲輝も俺のナカでイッた。
コンドーム越しなのに、咲輝のがピクピクしてそれがまた嬉しかった。
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