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16 ※本番
だが陽生と阿月の体勢というのは、先ほどから変わらないままの状態なのだから、背後にいるギャラリーには繋がっている部分が丸見えの状態だろう。 寧ろ、創也がそこから退いた事によって余計にその部分が見える状態になったのだから。
「陽生も阿月も腰動かし始めていいぞ……。 みんなに見えるように淫らにな」
陽生は阿月の腰を思いっきり掴むと早速腰を動かし始めるのだ。
「ぁあん! いやぁあん! 中ぁあ! 気持ちいいからぁあ! ダメ、だめぇええ!」
そう腰を振りながら声を上げ始める阿月。
そこはもうプロなのであろう。 本当にギャラリーが視聴者が口をあんぐりとしながら見てしまうような動きに、声は今直ぐにでも見ている方がイってしまいそうな感じなのだから。
水音に皮膚と皮膚が打つかる音、そして周りの者達が自分のモノを擦る水音までと今はいやらしい音がこの部屋の中を支配している。
聴覚にも視覚的にも五感全てがフル活動し、この周りいや後に視聴者まで楽しませてくれる行為となるだろう。
「はぁあ……阿月の中……気持ちいいぃい……」
「ぁ、うん……僕も……気持ちいいよぉおお……僕の方は大丈夫だから、もっともっと激しく突いてぇえ!」
そう涙目で陽生に向かって見つめる阿月なのだが、それを黙って見てないのは創也だ。
そう今日は普通にゲイビの仕事をしている訳ではない。 寧ろ、『王様ゲーム』での撮影なのだから、二人が勝手に話を進めて貰っては困る状態でもある。
だからなのか創也は、
「勝手に二人で話を進めて貰っちゃ困るなぁ。 だってよ、今日は『王様ゲーム』なんだからさ。 王様の命令を聞くのがお前達だろ?」
たまに今日の撮影の趣旨を忘れてしまっている阿月と陽生。 それを思い出させてくれるのは王様役である創也だ。
「どうせ、もう二人でヤってるんだから、その体位だけじゃなくて、他の体位にするのもありだよな? 今度は陽生が先に座って、その後に阿月が陽生の上に座るようにして中に挿れてみるっていうのはどうだ? んで、陽生はみんなに阿月の中に挿れているのが見えるように、阿月の足を持って広げるようにしてな」
この創也の説明で、どういう体位でっていうのが分かったのであろう。 陽生は阿月の中からモノを一旦抜くと、その場へと座るのだ。
そして手招きして阿月の事を呼ぶと、阿月の事を背後から座らせ、ギャラリーに見えるようにゆっくりと阿月の中へと自分のモノを埋めて行く。
陽生は創也に言わるままに動くと、ギャラリーには挿れる所が丸見えのようで、盛り上がっているようにも思える。
阿月だってビッチで売っているのだから、腕を陽生の首に回し腰を上下へと動かしながら陽生のモノを自分の中へと埋めていくのだ。
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