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34 ※指
それに対して、都春と奏空は視線を合わせて微笑むだけだ。
きっとアイコンタクトだけで、結衣人の行動そのものが「可愛い」と思っているのであろう。
そしてわざとローションで水音を立てながら、後ろの蕾を擦り続ける都春。
「ふぁあああ……にゃぁあああ……そこっ!」
言い方的に体から溶けてしまいそうな結衣人の反応に二人は、
「本当に結衣人さん、気持ち良さそうですね……。 何だか猫みたいな反応してるって感じがしてるのですが……」
「そこは、可愛くていんじゃないんでしょうか?」
「ですね。 これから、結衣人さんも楽しませてくれそうですものねぇ」
と結衣人の反応に都春と奏空は楽しそうだ。
きっと、この大人な王様ゲームというのは、そういう楽しみ方もあるという事なのであろう。
「あ、スイマセン……都春さん、私も参加させてもらえませんかね?」
「え? いいんですけど……急にどうしたんですか?」
「ちょっと、確認したい事がありましてね……大丈夫ですよ。 私の方もローションを手に付けてやりますから」
と言う奏空は何だか楽しみそうにしている。 そして奏空は手にローションを付けると、やはりお姉キャラで売っているだけあるのか、マニキュアで塗られた綺麗な指先を使い、何かを確かめるかのように結衣人の後ろの蕾を指先二本を使って広げるのだ。
「やはり、そうですよねぇ。 流石は初めてなだけあるのかもしれませんよ。 だって、ココの中、綺麗なピンク色してますものー。 本当に結衣人さんは初めてだったんですね。 ついでに都春さん、結衣人さんのココに指入れてみますか? 私の指でココを広げているので少しは入りやすいかと思いますけど……」
そう言われて都春の方は、
「もういいんですかね? 僕の方は初めての人を扱うのは初めてでして、 もう、ココに指を入れてみても大丈夫なんですかね?」
「大丈夫だと思いますけど、まだ、ちょっとだけですからね。 流石にあまり奥に入れてしまうと痛がる可能性がありますよ。 でも、そろそろ媚薬の方が効いて来る頃なのかもしれませんけどね」
再び二人は視線を合わせると、それを合図かのように、都春は気持ち的に結衣人の後ろの蕾へと指を入れて行くのだ。
「ふぅ……痛っ……? ぁ……」
一瞬痛いような声を上げた結衣人だったのだが、その後直ぐに可愛い声が出たのだから、もう痛くはないのであろう。 流石は媚薬効果というものなのかもしれない。
「ぁ……ぁああ! なんか、物足りないんですけどぉおお! え? あ、中がぁああ! あ、熱いっ! え? 何これ!?」
と半分パニック状態になってしなっている結衣人。
「ふふ……結衣人さん……大丈夫ですよ……。 媚薬のおかげで今はそんな感じになっているだけですからね」
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