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53 ※尿道責め
「これは、抜いてしまったので、結衣人さんは自分で入れていってみて下さいね。 ゆっくりとでいいですから……出したり入れたりを繰り返して、それを奥の奥まで行ってもらって気持ちいいと思ったら、そこでもう動かさなくても大丈夫ですからね」
そう笑顔で結衣人に説明すると、奏空は結衣人にその小さな玉が付いた棒を結衣人に渡すのだ。
「え? あ、はい……」
若干顔が恐怖で引き攣っているようにも思えるのだが、奏空の方には関係ないと言った所なのであろうか。 逆に奏空の方がガッツリと笑顔なのだから。
「私は意地悪で結衣人さんにそれを渡してるんじゃないんですよ。 寧ろ、結衣人さんが自分でやってみたいとおっしゃったので、結衣人さんに任せて見る事にしたんですからね」
「はい……!」
そこまで言われてしまうと、もう言い返す言葉はなくなってしまったのか、結衣人の方は大きな返事をすると、もう覚悟は来またとばかりに、ゆっくりと自分のモノの先端部分へと差し込んで行くのだ。
「ふぅっ!」
わりと何かを中に入れる時というのは痛みで体に力が入ってしまうもんだ。 だからなのかこう最初は詰まった声が出てしまうのは当たり前な事だろう。 だがそれが中に入ると後はわりと簡単に中へと入ってしまうようだ。
「少しずつ奥へと進ませるのもいいのですが、出したり引いたりを繰り返して行くのもいい手だと思いますよ。 寧ろ、そっちの方が気持ちいいのかもしれませんけどね」
「出したり、入れたりですか?」
その奏空の言葉に、不思議そうな表情で奏空の事を見上げる結衣人。
「そうなんですよ。 そうする事で更にゆっくりと中へと入って行く事が出来ますし、少しでも長い時間それを楽しむ事が出来ますからね。 とりあえず、やってみて下さいね」
奏空はそう言うのだが、何だか都春の方はつまらなそうにしていた。 それに気付いた奏空は、
「都春さんが暇になってしまったんですね。 でも、まぁ……今は結衣人さんのやる気を尊重して上げましょうよ」
そう都春の事を気遣うように言う奏空。 そういう気遣いも奏空にはあるのであろう。
「ですね」
と笑顔になったのだから、都春は今の奏空の言葉に納得したようだ。
その間に結衣人は奏空に言われた通りに棒を少しずつ自分のモノの先端部分からゆっくりと入れて行っているようだ。
「ふぅー……んん……ふぅー……」
どうやらコツを掴んだようで、息を吐いたり吸ったりを繰り返しながらというのも覚えたようにも思える。 確かにそれが痛くなくて済む方法なのだから。
どうやら深呼吸を繰り返す事で痛みというのは分散されるようで、人間痛い時には深呼吸をするといいとされている。 それを結衣人が知っていたのかというのは分からないのだが。
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